コロナ禍のフランスで貼られたポスターに驚き

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2020/06/25 15:00

世界中の人たちにさまざまな変化を起こした今回のコロナ禍。パリで暮らすマダム愛さんによると、フランス人の衛生意識も大きく変わったのではということです。

▼目次

 今回のコロナ禍で、世界中にいろいろな変化が起きました。

 フランスでもさまざまな変化があり、人の考え自体も大きく変わるきっかけになりました。

 でも、その中でとにかく目に見えて変わったのが、フランス人の衛生面に対する価値観だと思います。

 2月、ヨーロッパでコロナウイルスの感染が拡大し始めたとき、フランスのメディアではしつこいくらい、感染予防に対する注意喚起を行いました。街中にもポスターが貼られ、皆に衛生意識を高めるための警告をしたのです。その注意喚起がこちらです。

フランスでの感染予防の注意喚起
フランスでの感染予防の注意喚起

 その内容、日本人ならちょっと驚いてしまうかもしれません。この注意書きを説明していきましょう。

1 手をよく洗いましょう

 まあ、これは世界共通の基本中の基本ですよね。手を洗うことでかなりの感染予防になるということがさまざまな研究結果で証明され、今回の新型コロナウイルス感染防止対策の一番の方法として推奨されました。

2 咳やくしゃみは腕に

 おっと、このあたりから、日本との違いが出てきますよね。

 そもそも日本人の場合は、1にマスク、2にマスク、3、4もマスク、5にマスク! とマスクが必需品なので、咳やくしゃみが出るならマスクをしなさい! と思われるでしょうが、フランスではマスクをする習慣がまったくありません。マスクをつけている人はイコール、ものすごい難病の人、とんでもない病気を持っている人と思われてしまうので嫌悪されていたのです。なので咳やくしゃみをする場合は、とくかく手ではなく腕へ! というのが第一選択になったのです。

 でも、日本の厚生労働省の「咳エチケット」というページには「”咳エチケット”は、これらの感染症を他人に感染させないために、個人が咳・くしゃみをする際に、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえることです」と書かれていたので、どうやら日本でも“袖”にするというのは選択肢の一つにはなっているようですね。マスクがたまたまなかった場合、という感じでしょうか。

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