中道ミニマリストのやまぐちせいこさん。忙しくて気持ちのゆとりを忘れそうなときは、庭を歩き、草花を見て「自分がそれをどう感じるか」を心のバロメーターにしているそうです。お洒落でインテリアに映える観葉植物を買い求めていたやまぐちさんが、野に咲く草花の自然体でありのままの姿を美しく感じられるようになるまでのストーリー。

初夏、庭の手入れは面倒だけれど……

 梅雨が明け、初夏へと入る頃、植物がとても育ちます。庭の手入れなどをしていると、3日前に雑草を取ったのに……もう生えている! なんてこともよくあります。正直、面倒くさいと感じる庭の手入れ。夏はにわか雨も多くて日もサンサンと照り、植物にとっては一番の季節です。庭の雑草の手入れは始めるまでは腰が重いですが、始めてしまうと一日じゅう土を触っています。

 心に少し元気がない日は、家の中にいるより、少し外へ出て庭の雑草をブチブチと抜いているうちに、気がつくと気持ちも庭も綺麗になっています。汗もたくさんかきますし、労働の充実・満足感も高いです。

 私の今住んでいる、義理の両親との同居の自宅は、とても広い庭があり緑に囲まれています。

 時間のあるときは庭をぼんやり散歩したり、雑草を取って庭の手入れをしたりします。庭を眺めていると、季節の雑草・季節の小さな草花に出会います。目に入った面白い形の草花を見つけては、自宅に飾ることが最近の楽しみです。

ミニマリストになる前の私

 実は私は数年前までは、ミニマリストなどではなく、家のインテリアをお洒落にしたい! と張り切って、雑誌に掲載されているインテリアが少しでも格好良く見える観葉植物を色々と買ってみたりしていました。しかし、何度も観葉植物を枯らすうちに植物がかわいそうになり、買うことをやめました。

 だったら切り花がいいんじゃない? と、気分を変え、定期的にお花を買った時期もありました。たまにお花を買って飾るのはとても楽しく、部屋の一箇所がとてもパワーに満ち溢れたような空気感も漂い、嬉しくなりました。やっぱり物を買うのは楽しい。一つアイテムを増やすことで、部屋がパッと明るくなることが楽しみでした。

 しかしながら、毎日お花を飾ろうと思うと、今度はお花を買うことがストレスになりました。観葉植物も枯らしてしまうし、切り花も単価が高く、長く続けるのはストレスになっちゃうな……と、落ち込んでいました。

何でこんなに暮らしが下手なのだろう

 その当時はお洒落な雑貨を集めては飾ることが大好きでしたが、買うストレスが実は大きく。楽しいはずの買い物が楽しくない。買った雑貨と家の雑貨をうまくコーデできず、思ったより素敵じゃない。愛でることが楽しいはずのお花との暮らしがストレスに……と、とてもチグハグでした。頭で思うことと、心が合わさらない。頭と心に距離があって。

 そんな小さな一つひとつに「何でこんなに私は暮らしが下手なのだろうか……」と胸を痛めていました。

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