コロナで電子化が加速。フランス・オンライン教育事情

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2020/07/15 15:00

パリで暮らすマダム愛さんによると、コロナの影響で休校になった子どもたちへの、オンライン授業の提供は素早かったそうです。

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長期休みを強いられた子どもたち

 今回のコロナウイルスの影響で、一番長い休みを強いられたのが子どもたちかと思います。

 ロックダウンが始まる前に学校は閉鎖され、ロックダウンが緩和されても、学校はしばらく閉鎖だった地域も多いのではないでしょうか?

 フランスの場合、3月16日から学校が閉鎖となりロックダウンが緩和された5月11日から学校が再開されました。

 ただ、再開といってもいろいろと条件があり、息子の学校に関して言うと、小学校はCPとCM2(最初の学年と最後の学年)、2学年のみから授業が再開。幼稚園の年長組である息子は6月2日からと、それぞれの学年、時間差があっての開始となりました。

 さらに本来なら8時45分~16時25分まである学校も、当面は午前のみ。給食もなく、水曜は休み。レクリエーションなしという、今までとは全く違うスタイル。とてもではないけれど、これでは学校が再開されたとは言い難い状況です。

 他の学校はどうなのだろうと、子どもを違うの区の私立幼稚園に通わせる友人に聞いてみたら、そちらは週1回のみで学校が開始されたそう。それに比べると、まだ息子の学校は恵まれていると言われました。

学校再開も、多くの制限が

 4月の末に、5月11日から学校が開始されるにあたって、通わせるための条件が送られてきまして、そこには、政府の方針の基づき生徒の最大数を1クラス15人以下にするため(本来は1クラス28人)に、親がエッセンシャルワーカーでない人はできればそのまま自宅で預かってほしい旨、子どもには学校でも友達と一緒に遊べないこと、友達に触れてはいけないことをあらかじめ伝えてほしい。毎日学校でも手洗いをしっかりするように習慣づけてほしいなど……たくさん書かれておりました。

 そして、お子さんを学校に通わせるかどうか、決まりましたら、期日までに連絡をくださいと。

 そのため、息子の通学をどうするべきかと主人と話し合い、クラスメートのママにも聞いてみたりして、結局我が家はこのまま学校には行かせない決定をしました。

 理由としては、私が家にいて息子を預かることが可能なので、親がエッセンシャルワーカーの方たちに席を譲ってあげたいという気持ちが一番強かったですが、それ以外にも、こんな厳しい条件で学校に通わせると、むしろ子どもにとってストレスになるのではないか、学校が嫌いになってしまうのではないか、そしてまだコロナウイルスの新規感染者が多数いる中での学校通いは、少し危険なのではないか、などなど、いろいろなことを考えた上の決定でした。

 でも結局、息子の仲良しのお友達は全員がそのまま在宅を希望。実際に5月11日から学校に通い始めた子どもは、パリ市では20%にも満たなかったそうです。

 でも、そうなると、学校に通う子どもと通わない子どもに学力の差が出て不安ではないのか? と思われる方もいるかもしれませんが、フランスに関して言うと、その心配はありません。

 なぜならフランスは、オンラインで授業をする環境が整っているからです。

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