眞鍋かをり「キリッと冷えた白ワインに合うチーズ」

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2020/08/14 14:00

暑い日に飲みたい白ワイン。そして白ワインにピッタリのチーズとは? チーズに詳しい眞鍋かをりさんが教えてくれました。

チーズプロフェッショナルの資格を持つ、眞鍋かをりさん
難関資格「チーズプロフェッショナル」を持つ、眞鍋かをりさん

夏においしい、辛口白ワイン

 暑い日が続いていますね。この時期は、キリッと冷えた辛口の白ワインが恋しくなってしまいます。

 最近よく飲んでいるのは、ハーブや柑橘の香りが爽やかな「ソーヴィニヨン・ブラン」から作られた白ワイン。アロマティックで酸やミネラルが豊かなので、夏といえばコレ!というくらい、この時期は鉄板のワインです。

ワインと合うチーズとは?

 ワインとチーズを合わせるとき、定番のセオリーのひとつに「お互いに似た要素を持っているとうまくいく」という考え方があります。

 マリアージュというのは「結婚」という意味ですから、この場合「似たもの同士が結婚する」ということですね。うん、たしかにうまくいきそうです。

 他にも「正反対のカップル」や「地元が同じカップル」など、いろいろな合わせ方があるのですが、私はマリアージュを考えるとき、お互いの中にある共通点を探して合わせるのが、一番安心できるカップルになると思っています。

 例えば、ソーヴィニヨン・ブランの持つ「ハーブ香」や「酸味」。これを感じるチーズといえば、やはりフレッシュな山羊タイプでしょう。特に、春から初夏に青草を食べた山羊のミルクから作られたチーズは、ほんのりとハーブの香りがすると言われています。そして牛の乳よりも低脂肪であっさりした山羊乳は、さっぱりとしていて独特の酸味があり、キリっとした白ワインとの相性はバッチリです。

山羊のチーズはサラダの具にもピッタリ!カマンベールもお料理に合わせわすいチーズなので、いつもストックしています
山羊のチーズはサラダの具にもピッタリ! カマンベールもお料理に合わせやすいチーズなので、いつもストックしています

山羊のチーズに柑橘系のジャムを合わせてみて

 山羊チーズがちょっと苦手、という方は、レモンやオレンジなど、柑橘系のジャムやママレードを添えてみてください。甘味と苦味がクセを和らげて、食べやすくしてくれます。そして、キリッとした辛口の白ワインは柑橘系のニュアンスを持っているので、ママレードともよく合うんです。

ちょっと熟成が進み過ぎてしまった、癖の強いカマンベールも柑橘と合わせると爽やかにいただけます。
ちょっと熟成が進み過ぎてしまった、癖の強いカマンベールも柑橘と合わせると爽やかにいただけます

 この方法を使うと、他のタイプのチーズも辛口白ワインに合わせやすくなります。

 例えば、甘味と相性のいいブルーチーズや、カマンベールなどの白カビ系。そのまま合わせても悪くないですが、間をとり持つママレードがあったほうがさらにワインとチーズの仲が深まるような気がします。まるで「共通の友達がいるカップル」みたいですよね。

フレッシュな山羊チーズはフルーツとの相性も抜群。ミントと桃を合わせて、さっぱりいただきました
フレッシュな山羊チーズはフルーツとの相性も抜群。ミントと桃を合わせて、さっぱりいただきました

ハーブもアクセントになります

 あとは、ハーブを合わせてしまうのもいいですね。フレッシュタイプのチーズにバジルやディルを合わせたり、ハードチーズには乾燥タイプのハーブをパラッと振って、アクセントに。爽やかなハーブの風味が、辛口ワインとの相性をさらに良くしてくれますよ。

 まだまだ、暑い日が続きます。酸やミネラルが豊富な辛口白ワインを飲むときは、ぜひこんなマリアージュを試してみてくださいね。



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