アメリカ人の旦那様とNYに暮らすミーシャさん。欧米でのバレンタインは、日本とは違って、男性から女性へ花を贈ったり、カップルが愛を確かめ合う日、とご存じの方も多いかと思いますが、最近のアメリカのバレンタイン事情は、時代とともに少しずつ変わってきているそうです。(写真=iStock.com/evgenyb)

イギリスのバレンタインデーに憧れた話

 私の一番古いバレンタインデーの記憶は小学校3年生の時。この私が10歳だったのだから41年も前の話ですね(笑)。担任の先生が個別包装のハート型のチョコを、「好きな男子にあげなさい」と女子に配ったのです。その結果クラスで一番人気があった男の子に半数近いチョコが行きました。一つももらえなかった男子達がかわいそうだと思って、先生にチョコを返したのを今でも覚えています。

 この「女性から男性にチョコを渡す」という日本独特の習慣は1970年代後半から始まったようなので、私はその走りを経験したんですね。それから数年後、大学で英語を専攻したのち、本場の英語を学びに何度か渡英した1990年代に、イギリスでのバレンタインデーの事情を知りました。日本と違って、バレンタインデーはカップルが愛を確かめ合う日という感じだったのです。

 当時の流行りは、男性がガールフレンドに花束とチョコをプレゼントし、パリに急行で行ってレストランでディナーをするという、ロマンチックな演出。実際にパリまで行くカップルはそういないのでしょうが、まるで「男性が女性に愛情表現をする特別な日」みたいなセッティングにすごく憧れたものでした。

アメリカでのバレンタインデーは男性主体

 さてそんな私が移り住んだここアメリカでも、バレンタインデーはカップルの日です。イギリスと同じように、やや男性主体の行事のように見えます。バレンタインの当日スーパーや花屋へ行くと、男性陣が列をなして恋人や奥さんに花を買う光景が見られるんですよ。花束売り場にはバレンタイン用の風船も売ってあり、とても微笑ましいです。

バレンタイン用の花束
バレンタイン用の花束

 結婚した当初は、我が家でも主人が大きな花束を抱えて仕事から帰ってきて、その後予約したレストランでロマンチックなディナーをしたものです。その後、我が家の飼い猫の数がどんどん増えると、猫が花を食い散らすようになったので、花束を主人からもらうことはなくなりましたが、今でもバレンタインデーには二人で外食します。

 ただ、この日は未婚、既婚、老若を問わずレストランで食事をするカップルが多いので、予約をしなければ席が取れないほど混み合います。一度近所の和食レストランだったら大丈夫だろうと、予約せずふらっと行ったら、ドアのとこまで順番待ちのカップルで一杯で、びっくりしたことがありました。この混雑が嫌で、我が家はここ数年、日にちをずらしてバレンタインの夕食をするようになりました。

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