ふわふわ手作りドーナツを食べさせたくて

ドライイーストを使って丁寧に発酵させた、ふわふわのパン生地の手作りドーナツが大好きなんです。手作りして、子どもたちに食べさせてあげたいと思ったのがきっかけでした。
しかし作り方がわからず、レシピも見つからず、手探りで作り始めたことを思い出します。
お店のもののように穴が開かず、色もきれいにつかず、ホワイトラインも出ないし、ベタベタになるし……。何度も配合や揚げ方、発酵の仕方を変えて、10回以上作って、やっと今のように安定して作れるようになりました。
学校から帰った次女は、見つけた途端、「やったぁ~!」。その後も早く食べたい~と、ソワソワ。そして「お母さんのドーナツがいっちばんおいしい!」と、頬張りながら言ってくれます。いつも12個ほど一度に作りますが、おやつに食べ、夕飯時にも食べたがることもあり、あっという間になくなってしまいます。
お母さんのが一番! と言われる、ふわふわイーストドーナツレシピ

材料(7個分。小さめなら8個分)
- 強力粉 120g
- 薄力粉 40g
- ドライイースト 1g
- 砂糖 20g
- 卵 20g
- 生クリーム 20cc
- 水 80cc (60~70cc だと捏ねやすい)
- 塩 3g
- 無塩バター 10g
- ベーキングパウダー(BP)入れる場合 小さじ1
作り方
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材料をすべてボウルに入れ、滑らかになるまで捏ね、2倍になるまで1次発酵。
- 40g前後で7分割(小さめ、全体量を8分割)、丸め直してベンチタイム。
- ベーグルのように成形する。揚げやすいようにオーブンシートを個数分カットし1枚に1つずつ載せる。成形時ベタつく場合は、薄く打ち粉をして成形。生地の表面をピンと張らせる。
- 2次発酵は濡れ布巾をかけず、表面を乾かすようにする。40度で30分前後おき、2倍に膨らんだら発酵完了。このとき、表面はつるつるさらさらの状態。ドライイーストの量が少ないので、発酵はゆっくりです。
- 170度に熱した油に紙をつけたまま(紙を下に)入れて揚げ始める。少しすると剥がれてくるので紙を取り除く。
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きつね色になったら裏返して同様に揚げる。このときは、揚げ色が薄いかな?くらいでちょうど良いです。
- しっかり油を切り、温かいうちにドーナツシュガーをまぶして出来上がり。
備考
- ・生クリームと水でなく牛乳100ccでもOKです。植物性ホイップでも大丈夫です。卵は忘れずに。
- ・卵アレルギーの方は、卵の代わりに牛乳か生クリームに置き換え可能です。
- ・乳アレルギーの方は、生クリームの代わりに水に置き換え可能です。
- ・国産小麦を使う場合、この配合だと水分量が多いです。60ccから70ccでゆるくならないことを確認しながら水を足してください。
ポイント
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・ドーナツの表面をきれいに揚げるため、表面を乾燥させます。触ってサラサラの状態にするのがポイントです。
- ・一度に水を入れずに、様子を見ながら調節することがコツです。
- ・強力粉の種類によっては、水を吸う量が違うので、同じ水分量でもベタベタになってしまいます。少し水を足して混ぜて、粉っぽいようなら足して混ぜて……を繰り返すことが大切だと思います。
- ・生地作りはホームベーカリーでも可能です。水の量に気をつけてください。基本は、手で捏ねるときと同じです。水を一度に入れてしまわず、様子を見て加えるほうが良いと思います。
生地作りのコツは?
- ・生地の感じは、柔らかすぎるとベタついてしまって形になりません。
- ・もし水を入れ過ぎた柔らかい生地になった場合は少し粉を足すか、打ち粉をしながら成形してください。また、どうしようもない場合、まん丸のまま揚げても大丈夫です。
揚げるときの、失敗しないコツは?
- ・温度は170度から180度で、じわじわゆっくりきつね色になるまで揚げます。返すのはできる限り1回。何度も返すと、全体に揚がってしまいホワイトラインがなくなります。
- ・また、高温で揚げてしまうと表面が固くなりやすいです。
砂糖について
- ・ドーナツが冷えてしまうとお砂糖がきれいに付きません。また油がたくさんついているままだと、ダマになってしまうので、粗熱が取れて、ほんのり温かいうちに砂糖をまぶしてください。
- ・砂糖はドーナツシュガーを使っています。泣かない粉糖や粉砂糖、グラニュー糖だと時間が経つと砂糖が溶けてベタつきの原因になるので、できるだけドーナツ用の砂糖を使うようにしています。
- ・揚げてすぐよりも、粗熱が取れて、生地がしっとり落ち着いたときが砂糖もなじんでおいしいです。

たくさんの方に、このドーナツを作っていただけたら嬉しいです。