お部屋だって、おしゃれは足元から

 みなさんのお家はカーペットやラグを敷いていますか?

 我が家は何も敷いていません。でも、大阪の堀田カーペットさんにお話を伺ったら、とても興味が出てきてしまいました。

いろんなデザインのカーペット。真ん中のものは、ネクタイ生地をアクセントに使っているのだそうです。
いろんなデザインのカーペット。真ん中のものは、ネクタイ生地をアクセントに使っているのだそうです。

 57年間ウィルトンカーペット(産業革命時代に生まれた世界初のカーペット織機を使ったカーペット。このタイプの織機を操れる織工さんは日本に20人程度だとか)を作り続けているこの会社。

 ちょっと良いホテルの、足触りの良いカーペット。堀田カーペットさんが作っているのはアレです。高い技術とウールという素材にこだわり抜くことで生まれる、あの気持ち良い踏み心。それを家庭でも楽しむことができるブランドがCOURTです。

 ブランド担当の芳賀晋さんに、私たちにとっては珍しいものを見せていただきました。

 それが、こちらの写真です。

 実はこれ、全部100%ウールで着色などは一切していないカーペット(の一部)。なぜこんなに色も風合いも違うのでしょう?

 答えは簡単、ウールの生産地がそれぞれ異なるから。各国の羊の種類や毛質の違いが、カーペットになっても出てくるわけです。

 上の4枚はオーストラリアなど南半球の羊。穏やかな気候だからでしょうか、柔らかくなめらかです。下の2枚はノルウェーの羊と、イギリスの羊。厳寒の地で育つため、硬くてややゴワつきがあります。こちらは、足元をしっかりと受け止めてくれるカーペットです。

 同じウールでも、見た目も感触も様々なんですね!

 「カーペットは部屋の主役にはなれないけれど、空間づくりの名脇役」と芳賀さん。ウールでこれだけ違うとなると、その言葉にも説得力があります。家具やインテリアばかりに目が行きがちで、足元にはあまり気をかけていませんでした。ここに気を配るだけで、お部屋がガラリと変わりそうです。

“中川の麻”の香りができました

 最後に紹介するのは、中川政七商店さんです。

 大日本市の主催だから紹介するんでしょー! と思われるかもしれませんね。そんな、まさか。純粋にブースで驚いたのでご紹介したいのです。多分、読んでいただければ「これは知っといて良かったわ」と思っていただける新商品。それがこちら。

 文字を読んでみると「中川政七商店の麻 麻之香ディフューザー」とあります。

 中川政七商店さんといえば、良質な暮らしの道具が集まるお店という認識があるかもしれません。でも、300年続く奈良の麻もの屋さんでもあります(むしろ、そっちがスタートであり、実態)。

 長きに渡る歴史も、麻を切った時の青臭さも、麻を収めた倉庫の香りも、全国にある中川政七商店の店舗も全部ひっくるめて、現在の“中川の麻”。そんな“中川の麻”をイメージして、老舗香料屋の調香師さんが作った香りが麻之香なのです。

 気になる香りは“穏やかで和のテイストだけれども伝統的なお香とも違う、現代的な軽やかさ”とのこと。文面だけではわからない! というご指摘はその通り。こちらは2018年7月頃の発売予定とのことです。約半年後、ちょうど麻が気持ち良く感じる季節をお楽しみに。

 また、時期は決まっていませんが、中川政七商店の店舗でもこの香りが感じられるようになるそうですよ。

終わりに

 ここまでお読みいただきありがとうございました。本当はもっともっとご紹介したい作り手さんたちがいらしたのですが、それこそ語り尽くせないので、ここのあたりで止めておきたいと思います。

 何気ない日常の中で良いものを大切に使う。ものに溢れる現在、それは贅沢なことかもしれません。けれど、こちらでご紹介した産地の一番星たちは、空に瞬く星と違って手が届きます。もし良かったら、手を伸ばしてみてはいかがでしょうか?

 最後に、編集部の他のメンバーが大日本市で見つけた一番星をご紹介して、記事を終えたいと思います。

尾山製材さんの「みつろうクリーム」

 富山県からいらした尾山製材という材木屋さんが紹介してくださった、みつろうワックスが気になりました。

 木に塗ると風合いが一段と良くなるそうです。家のダイニングテーブルや椅子が、ちょっとツヤがなくなってきているのが気になっていたので。

 天然塗料とのことで、食卓に使っても安心そうでいいなと思いました。

 長年木工製品を作っていて、木を知り尽くしている方が作った木工用ワックス。とても良さそうです。(編集部 ホンダ)

漆琳堂さんの器と耳飾り

 福井県鯖江市の漆琳堂さんのブースで拝見した漆器とそのB級品を砕いてアクセサリーにしたイヤリングが素敵でした。

 器のほうは、朱・緑・黒とカラフルだけど落ち着いた雰囲気で、「和」の佇まいを崩さないまま現代の感性にもぴったり重なっているデザインに、自分の生活にも取り入れやすい「大人っぽさ」を感じてワクワクしました。

 アクセサリーは実は既に持っています(笑) なので、ブースで見つけた時はびっくりしました! 小ぶりですが上品な艶が耳元に視線を集めてくれて、ファッションの主役にもカジュアルにも合う使い勝手の良さが気に入っています。(広告課 イノウエ)



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