秋はおいしい果物がたくさんありますね。今月ご紹介する季節の保存食は「秋のいちじくジャム」です。甘い香りに包まれて、コトコト煮ている時間にも幸せを感じます。

▼目次

秋のいちじく、味も香りも閉じこめて

 夏の始まりから秋の半ばまで、種類を変えながら店先に並ぶいちじく。皮の内側にぎっしりと実が詰まった真ん中の空洞付近に咲く小さな花。

 外側には見えないその花は、食べる人しか見れないなんて、ちょっとロマンチックな話ですよね。

 田舎で育った私にとっていちじくは近所からもらうもので、火を通して食べるものだと思っていました。

 我が家にはいちじくの木はなかったのですが、野生化したいちじくは一軒おきくらいに生えていて、時期がくると生のものから煮たものまで、どこからともなく届くものでした。

 大人になって初めて生で食べたいちじくは、今まで知っていたいちじくとは別物でした。

 色味、香り、味。すべてが初めて味わう感覚で、とても衝撃を受けたのを覚えています。

 そんな秋のいちじく、今回はジャムに仕立てます。

 秋に出回るいちじくは実がしまって味も濃くなっていますので、こっくりとしたきび砂糖をあわせ、シナモンで味に奥行きを出してみました。短時間で煮ると、いちじくの香りも残ります。

 そして皮を残して煮ることによって、いちじくのきれいな真紅色が出てくるのです。手間も省け、丸ごといただく旬の果物は、本当においしいものですね。

秋のいちじくジャム

材料

・いちじく 200g
・レモン 1/2個
・シナモンスティック 1/2本
・きび砂糖 60g

作り方

1.いちじくは四つ割りにしてからいちょう切りにする。鍋に入れて砂糖とレモン汁を加え、30分ほどおく。

このような状態だったのが
このような状態だったのが
いちじくから水分が出てきてこのようになります
いちじくから水分が出てきてこのようになります

2.【1】の鍋にシナモンを入れて中火にかけ、へらで混ぜながら5分くらい煮る。アクが出てきたら取り除き、とろりとしたらできあがり。ジャムが冷めたらシナモンを取り除く。

こんなふうに食べるのがおすすめ

 できたジャムはパンやヨーグルトとあわせるのはもちろんですが、チーズなどとあわせるのもとてもおいしいです。

 醤油などの和の調味料とも相性がよいので、あわせてお肉のソースにするのもおすすめですよ。

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みんなの暮らし日記ONLINE 2020/09/21 05:00
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