“ちょいプラス”で日々を豊かに
一昨年に建売住宅を購入しました。間取りや設備などは、建売住宅ではよく見られるごくごく一般的なものです。私たち夫婦と犬1匹の暮らしには合っていないつくりでしたが、まったく気にせず購入を決めました。リフォームすることを前提にしていたので、立地や広さが条件に合えばいいと考えたんです。
新築だけど入居1年目にしてリフォームした我が家の様子を、反省点なんかも含めて詳しくご紹介します。
オシャレな部屋を目指したり、大胆なリノベーションではなく、最小限の工事で「家事を楽に 暮らしを豊かに」がテーマのリフォームです!
造り付け収納がない! それなら棚をつくってもらおう
新しい住まいには、造り付け収納がほとんどありませんでした。
我が家は犬用のグッズがかなりあるので、まとまった収納スペースが必要なのですが、大きい収納家具は買いたくありません。そこで、今回のリフォームの中で収納スペースを“ちょいプラス”することに。
水回りの大きなリフォームの結果、空いた場所がいくつかできたんです。1階の脱衣室の中にもともとあった、洗濯機置き場と洗面所を2階に移したことで、脱衣室にちょっと空間が生まれました。特に洗面所跡はそこそこ広いので、ここを犬用グッズコーナーにしようと決め、棚を取り付けてもらいました。

そして何もなかった浴室近くの壁にも棚を。ここはタオルや脱衣カゴの置き場所です。

さらに、1階のトイレを撤去したので、ここもまるまる収納部屋に変身させました。トイレのあった場所は、玄関に近くて何かと便利な収納スペースになりました。

気をつけたこと
すべての棚を天板の位置を変えられる可動式にしました。使い勝手は収納してみないとわからないし、しまうものもどんどん変化します。収納スペースはフレキシブルにしておく方がいいと思います。
コストカットポイント
棚の材料をすべて同じものにし、カラー塗装をしないでコストを抑えました。
他にもちょいプラス
「工事」というほどではないリフォームは他にもいくつかあります。中でも良かったなぁと思っているものをご紹介しますね。
キッチンカウンターをちょっと広げる

キッチンシンクの前に物を置けるカウンター的なものはありましたが、この幅が狭くて使いにくかったのです。この場所で配膳をしたくて、トレイを置けるようにちょっと広げました。
もとのカウンターを撤去せずに、上にのせるだけの簡単工事にして、コストを抑えました。
宅配ボックスはやっぱり便利

もともとの郵便受けのデザインが気に入らず、場所も不都合なところに設置されていたので、郵便受けを移設して、宅配ボックス付きのものに変更しました。
前の注文住宅を建てたときには費用がかかりすぎて断念したんです。ところがそれから10年以上経って、手の届く価格のものが登場していました。昔よりネットでの買い物が多くなっているので、宅配ボックスは必需品といってもいいかも。
風を通しながら窓に目隠し

暮らし始めてわかったのは、お隣の家との関係が配慮されていない窓の配置だったこと。
リビングの窓を開けると、お隣さんが外に出ていてバッタリ顔を合わせる…ということも。かといって、風を気持ちよく通したいから締め切りというのも残念です。
何かいいものはないかとメーカーのサイトをあちこち探し、光も風も通しながら、窓を開けても目隠しができるものを見つけました。これでお隣さんを気にせず、いつでも窓を開けられます。
犬のためにつくった、デッキスペースが意外に楽しい

1階には掃き出し窓があって、大きい窓から光がたっぷり入ってくるのですが、問題は開けると犬が飛び出してしまう危険があること。この窓を遮らずに、なんとか飛び出し防止の方法を考えないとなりませんでした。
そして思いついたのが、小さいデッキスペースをつくること。大工さんとデザインや材料などを何度も相談し、納得いくものが完成しました。
犬は気晴らしに外の空気を吸えるし、安全に窓を開けられるしで大満足。そして思った以上に私も楽しんでいるんです。狭いデッキではあるけど、犬と一緒に私も出てみて、庭の小さな花壇をぼんやりと眺める時間が癒しになっています。
そしてデッキがあることで、画一的なつくりの建売住宅の外観に、個性が生まれた感じになりました。
“ちょいプラス”リフォームで快適になる!
リフォームというと、おおがかりな工事ばかりのようなイメージがありますが、こんな“ちょいプラス”で格段に暮らしやすくなることもあるんです。ほんの少し変えただけで、便利に快適に暮らせるようになったなぁ~と満足しています。