キラキラしなかった今年のお誕生日

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2020/10/15 12:00

毎年家族の誕生日にはBBQをするというあやさん。まずは作ったお料理がのったテーブルをキレイにスタイリングして、写真を撮ってからスタートがお決まりだったそうですが、今年は違ったそうです。さて、それはなぜでしょう?

▼目次

娘たちの誕生日をあと何回一緒に祝えるだろう

 以前『うちのハレの日ごはん。丁寧な暮らしに憧れて。』というコラムで、「ケの日の暮らしを大切にすることで、ハレの日はより大切なものへと変わっていきました。」と綴ってから1年以上が経ちました。

 その当時に比べ我が家の「ケの日の暮らし」は家事や食事作りのルーティンが確立されました。頑張るときと手を抜くときのメリハリをつけながらも、全体的には以前よりは丁寧な暮らしに近づけてきたと思います。

いつものスタイルは作り置きも使った一汁五菜
いつものスタイルは作り置きも使った一汁五菜

 そんな今の我が家の「ハレの日」は一体どのように変化したのでしょうか?

 1年の中に数回、家族で囲むハレの日ごはんがあります。その中でも家族の誕生日は私にとって特別な日です。

 娘たちは成長し、週末も親の私たちよりもお友達と過ごすことが増えてきました。彼女たちの誕生日をあと何回一緒に祝ってあげられるのかな? なんて思います。そう考えると娘たちの誕生日はとても貴重に感じてくるのです。

 娘たちが大きくなっても記憶に残るようなお祝いにしてあげたいと強く思うようになりました。とはいっても、今年の誕生日のお祝いも例年通り娘たちのリクエストでお庭でのBBQでした。

 毎年この誕生日BBQには友人家族を招待するのですが、今年は少し違いました。次女の誕生日会には私の実家の家族を、長女の誕生日会には夫の実家の家族を招待したんです。

 というのも、このコロナ禍の中で家族というものの価値観が私の中で変化し、家族との楽しい時間をきちんと思い出に残しておきたいと考えるようになったから。

 両親たちにとっても、娘たちにとっても、お互いがかけがえのない存在です。両親が元気でいられる今だからこそ、後悔のないように家族でのハレの日の楽しい時間を過ごしたい。そう思うようになりました。

 幸い、両家は車ですぐの距離に住んでいます。コロナウイルスの状況次第という条件付きでしたが、無事に誕生日会を開催できました。

今年のお祝いでやらなかったこと

 誕生日テーブルには、いつものようにBBQとは別に娘たちのリクエストのお料理を用意します。リクエストで必ず上がってくるものがタコのカルパッチョ。

我が家のハレの日の定番「タコのカルパッチョ」
我が家のハレの日の定番「タコのカルパッチョ」

 タコのカルパッチョは家族のみんなが大好きで、必ずハレの日に登場するものです。このほかに次女がリクエストしてきたものは、炊き込みご飯のおにぎりと豚の角煮。そして長女のリクエストは照り焼きチキンピザと手羽先!

ちょっと子供らしくないリクエストのような気もします(笑)
ちょっと子供らしくないリクエストのような気もします(笑)

 人を呼んで、BBQとリクエスト料理で楽しむお誕生日会。これはずっと変わっていません。ただ一つ、今年は私に変化がありました。

 それは、テーブルをスタイリングしてから食べる前に全体の写真撮影をしなかったのです。

 いつもはスタイリングして撮影するまでが私の楽しみです。せっかく作ったものだから、わ~っと並べてスタイリングをして「今年の誕生日お祝い☆」と写真を撮りたい気持ちは山々でした。でも、これって私のための写真なんですよね。

 娘たちのお祝いに来てくれた両親たちを待たせてまで写真を撮らなくてよいか……。と初めて思えました。

 もちろん記録として、焼き台にのせて焼いている様子や家族の様子などは撮影しました。けれど、いつものように華やかさをプラスしたBBQテーブルというものを今年は作らず、撮影時間もとらずにBBQを開始しました。

いつものお祝いBBQでは、こんなふうにテーブルを作っていました
いつものお祝いBBQでは、こんなふうにテーブルを作っていました
今年はこんな感じで、思い出の写真だけ
今年はこんな感じで、思い出の写真だけ

 普段の生活でも夕食の写真はできるだけ前撮りして、なるべく家族には待たせず温かいタイミングで食べてもらおう。という思いにこの1年間でシフトしてきました。それも関係しているような気がします。

 ちなみに、長女のお誕生日当日は平日だったので、彼女の好きなものをいつものスタイルで並べました。もちろん、写真も前撮りです(笑)。

お誕生日当日メニューはいつものスタイル

 普通に考えてみれば、当たり前のことですね。でも私にとって「写真に残す」ことは食事作りの励みにもなっています。その楽しみを諦められるようになったのは、大きな変化でした。

 今年のお誕生日会のごはんは、今まで以上にキラキラしたお料理がテーブルに並ぶということはありませんでした。むしろ明らかに華やかさには欠けていたと思います。けれど、温かいできたてのごはんをみんなでワイワイしながら食べる「家族団らん」という原点に戻ることができました。

 ケの日を大切にすることで、ハレの日も視覚的お祝いのムードをだすのではなく、心理的に祝う時間を大切にしたいという気持ちにたどり着くことができたのだと思います。

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