自然と増えていく「竹の道具」

竹も大好きな道具のひとつです。
写真にある豆の形をしたざるは、NOJIさんのもの。数年前に一目ぼれし、オーダーして作ってもらった豆ざるです。しっかりと編まれた竹は美しく、持つと少し重みもあって、それがまた良くて安心して使えます。使う度にウキウキしてnojiさんのていねいな手仕事に惚れ惚れします。
味噌こしは、伍竹庵(ごちくあん)のもの。竹細工職人である五月女大介さんの心みたいなものが道具から感じられ、これから手にしてみたい道具もいくつかあります。
長角ざるの大と小はどちらも栗原はるみさんのお店のもので、洗った器や急須などの水切りに使ったり、大きいほうは天ぷらを盛り付けたりして使っています。
竹の道具はいろいろな用途で使え、置いているだけでも佇まいがあり、自然と増えていきます。
我が家の台所の主役「土鍋」

土鍋は私の連載の中でも何度も登場している道具です。
暮らしの変化にあわせて土鍋生活にしてから、今では土鍋以外には考えられないくらい私の暮らしになじんでいます。
こちらは鳥取県の岩美郡にある岩井窯さんのもの。片道4時間以上かけ、初めて窯元に行った時にこの土鍋を購入しました。ウキウキしながら大事に抱えて帰ったことを時折思い出し、クスッと笑ってしまうことがあります。
そんな土鍋も使い込むことで味わいが出てきて、縁の欠けさえも愛おしく思えます。我が家の台所の主役のような存在です。