今が旬の栗にはいろいろな縁起のいい意味合いがあるのだそう。今日は十三夜、栗が実る時期なので別名を「栗名月」と言います。お月様を見上げながら、栗のパワーをいただきましょう。

おいしい栗も実は縁起物

 栗がおいしい季節になりました。モンブランも大流行りですね。

 私は栗が大好きで、毎年2回くらいは栗ご飯と渋皮煮を作ります。皮むきはなかなか大変ですが、たくさん食べたいので頑張ってます(笑)。

 そんな栗が縁起物、と言われてもピンとこないかもしれませんが、おせち料理に栗きんとんが入っているように、縁起がいいものなのです。

 栗の歴史は古く、縄文時代から日本人の食を支えてきました。陰陽五行では、奇数が縁起がいいとされますが、その最大の数「九」の「く」と、「栗」の「く」の音が通じるとして、お祝いなどに使われます。言葉遊びのようですが、日本では言葉の持つ力が大いに信じられてきたのです。

 また、栗を干した保存食「搗栗(かちぐり)」をご存知ですか? 実を殻のまま干したものを臼でついて鬼皮と渋皮を取り除いたものです。

こちらが搗栗(かちぐり)です

こちらが搗栗(かちぐり)。見ての通りカチカチです

 「搗(か)ち」は「搗(つ)く」の意味。お餅を「つく」などと同じです。

 この「搗ち」の音が「勝ち」に通じるので「勝栗(かちぐり)」として戦の出陣や勝利の宴の時に用いられていました。勝負ごとに由来した縁起物ですね。

 カッチカチに硬いので、水で戻してお正月に黒豆と一緒に煮たり、おこわに入れたりします。今も現役の食材です。

金運アップも? 今日はお月様を愛でましょう

 ちなみに栗きんとんは、「栗金団」とも書きます。「団」には塊の意味がありますので、金塊や金の小判に例えられ、金運をもたらすとされています。

 おいしくて、勝負強くなって、金運も良くなる。なんという最強食材(笑)。

 10月29日は十三夜のお月見。十五夜が「芋名月」と呼ばれるのに対し、十三夜は「栗名月」「豆名月」と呼ばれます。

 まさしく、今が旬の栗。お月様を見上げながら、おいしくいただいてみてはいかがでしょうか。

栗ご飯もおいしいですね
栗ご飯もおいしいですね



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みんなの暮らし日記ONLINE 2020/10/29 05:00
2020/10/29 05:00 /article/detail/3637