料理が得意じゃないけれど、自分でつくりたいから
料理が好きではないけど、外食が苦手だし、何より自分と家族がおいしく食べるには、自分でつくるのが一番、と思っています。
少しでもハードルを下げるために、時間をかけて編み出したのは「レシピのシンプル化」。
これでいまは、かなり料理が楽になってきました。
同じように料理は得意じゃないけど、自分でつくりたい、忙しいから料理にかける時間を短くしたい、という方のために、私流のレシピのシンプル化、ご紹介しますね。
【レシピのシンプル化1】よくつくっていて、家族も自分も好きな料理に絞る
料理が苦手な私でも、数年前まで、持っているレシピは200種類もありました(!)。
飽きないようにとか、もっとおいしい料理があるんじゃないかと思って、雑誌などに載ったレシピをどんどんスクラップしていたんです。
それが我が家の定番メニューになったりもしましたが、だんだん、よくつくるもの、1回っきりだったものと、ハッキリ分かれてきました。面倒な工程の料理はしなくなるし、大人ふたりの家族ということもあり、そんなに日々新鮮なメニューじゃなくてもよかったんです。
そこで、手持ちのレシピの数を100種類くらいまで絞ってみたのが、第一段階の作業でした。
【レシピのシンプル化2】もっと減らして、カード形式に

それまでは、レシピの管理はファイルに綴じる方法にしていました。ただ、その方法だと、献立を考えるときにファイルをめくったり、調理中に内容を見るときにもファイルからいちいち外したりして、不便だったんです。
それを少しでも簡単にしようと、カード形式に変更し、ラベルをつけて探しやすくし、さらにレシピの数も減らしました。肉料理、魚料理、副菜と台紙の色を分けたので、献立づくりもだいぶ楽になりました。
【レシピのシンプル化3】苦手ポイントを考えてみる
カード形式に変えてしばらくたった頃、もっと楽にできないかと考えてみたんです。
料理が苦手だと思うポイントってどこなのかな……?
実は、炒めたり、煮たりする工程は別にイヤじゃなかったんですね。面倒なのは、野菜を切ったり下ごしらえをしたりすること。でもこれはなかなか省けない。
もうひとつは、分量を確認しながら合わせ調味料をつくったり、レシピで手順をみながら作業すること、これが面倒。つまり、レシピを読みながらの料理がイヤだったようなんです(レシピの小さい字が見えにくくなってきたこともある……)。こっちの方は改善の余地があるかも。