おばあちゃんになるまで着続けたいワンピース

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2020/12/06 05:00

着るものが変わると気持ちが変わることってありますよね。デニムにスニーカー、いつもはせっかち母さんなannieさんも、身に纏うとゆったりとした気分になれる大切な服があるのだそうです。

 12月は年末年始に向けて不要なものは捨てて、新しい1年に向かう頃。どうしても「掃除・捨てる」を考えがちです。が、少し視点を変えて「断捨離をしてもこれだけは捨てられない愛用品=私のとっておき」にフォーカス。いろんな人の愛用品をご紹介します。
 あなたが大切にしているものは何かを考えると、自分のこだわりや好みが見えてくるかもしれません。

やさしい気持ちになれる服

 好きな時、好きなように好きな服を買えていたのは結婚するまで。

 子供が生まれてからは汚れてもいい服、首元が開かない服、下にずることのない動きやすい服。自然と安い方へと手が伸びていった。

 それでも、好きなものが着たい。そんな気持ちはずっと心にあった。

 子供たちの手が少し離れた今、ここぞとばかりに昔買ったものたちを引っ張り出しては、普段使いしている。

 大好きなワンピースの中でも1番のお気に入りはnest robeのリネンワンピ。

 柔らかい服を着ていると自然と自分にも人にもやさしい気持ちでいられる。子供たちと生活してそう感じた。

 デニムもスニーカーも大好きだけれど、慌てん坊な母さん。どうも元気いっぱい、テキパキ動いてしまう。

 やさしい色合いのワンピースや、肌触りの良いリネンのものを身に纏うと、せっかちな自分に「ゆっくりでいいんだよ」と言っているような気持ちになる。

 先日、このワンピースを着て歩いていたら大きなカマキリが飛んできて、私の手の甲にピタッと止まった。

 「ギャーーーー!」

 虫が苦手な私は大きな声で叫び、手に持っていた鞄ごと落としてしまった。

 前を歩くおじいさんを「わ! びっくりした! 大丈夫かね?」と驚かせてしまった。

 は〜、なによもう! いつもなら嫌いな虫に対してそう思うが、このワンピースだったからだろうか。

 私の黒くやけた手を木と間違えたのね……。そんな風に思えた。

 泥んこになって遊ぶ子供たちのそばで。

 あった所にものを戻さない、旦那さんと過ごす中で。

 眉間にシワがよりがちだけど、おばあちゃんになるまでこれを着て、穏やかな気持ちでいられたらいいな。

 そんなやさしい気持ちになれる、大切な私のワンピースです。

★ほかの人のとっておきはなんだろう?
シリーズ連載「気づけば長いおつきあい、私のとっておき」



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