本場イタリア流! おいしく見えるパスタの皿、盛り付けのコツ

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2020/11/13 05:00

パスタのお皿はどう選べばよい? 盛り付けのコツは? イタリア生活20年、パスタにもくわしい曽布川優子さんが教えてくれました。

▼目次

パスタのカラフルな色を活かす、白いお皿

イタリアでは白系のお皿が多い
イタリアでは白系のお皿が多い

 20年間イタリアで生活してきて、レストランやよそのお宅でたくさんのパスタを食べてきました。

 イタリアにおいて、パスタとパスタ皿に特に決まりはありませんが、レストランなどではやはり白系の食器が多かった印象です。

 パスタのいろいろな具材、トマトソースの赤、ジェノベーゼソースの緑、カルボナーラの黄色、イカ墨の黒などカラフルな色を活かすにはホワイトのお皿が映えるということでしょう。

 イタリアにいた頃購入した我が家のパスタ皿も、ブランドやメーカーにこだわらず、シンプルな白系のお皿が多いです。

少しくぼみがあるものをセット。おしゃれなコーディネートになる

くぼみがあるパスタ皿をペアで使う
くぼみがあるパスタ皿をペアで使う

 このように少し深さがあるもので、下に敷いてあるディナー皿とペアで使うとおしゃれなコーディネートになります。

 下のディナー皿はパスタを食べ終わった後にメイン料理の肉や魚のセコンド、付け合わせなどの野菜を盛りつけるのです。

 そう、イタリアでは、日本みたいにど~んと全てテーブルに並ぶのではなくパスタなどのプリモピアット(前菜)を食べ終わったら、次に肉や魚のメインセコンドピアットと順番に食べます。パスタを食べながらメインのお肉をかじることはまずありません。

 これはレストランだけでというわけではなく、お家の食事でもそのような形をとります。だからディナー皿と揃えておくと、おしゃれなコーディネートができます。

パスタ皿のサイズは

 一般的に1人前のパスタを盛り付けるときのサイズは、一人分なら20~23cmぐらい。シェアするときなどの大皿は25~30cmぐらいのものを選びましょう。

 また、リム付きや深さのあるものはカレーやシチューにも兼用できます。その場合は電子レンジ加熱ができるプレートが便利ですね。

くぼみの深さについて

 リム皿のくぼみは、3~5cmぐらいの深さが使いやすいでしょう。スープパスタや、さらっとしたソースの場合は深さのある器をおすすめします。

丸型(ラウンド)、楕円系(オーバル)、四角(スクエア)も人気

丸、オーバル、スクエアのパスタ皿。人数によって使い分け
丸、オーバル、スクエアのパスタ皿。人数によって使い分け

 形は丸型のラウンドタイプが主流ですが、スクエア型やオーバル(楕円形)もおしゃれです。

 オーバル型は大人数分のパスタを盛り付けるのにも便利。

パスタランチにオーバル皿。こちらはプッタネスカ
パスタランチにオーバル皿。こちらはプッタネスカ
こちらはボンゴレ・ビアンコ
こちらはボンゴレ・ビアンコ

 我が家の週末パスタランチは、このオーバルタイプが主流です。トングで取り分けてシェアして食べるのは気取りがなく楽しいものです。

縁付き、リム皿もおしゃれでおすすめ

縁が付いているのがリム皿
縁(リム)が付いている、リムプレート

 リムと呼ばれる縁があるタイプもあります。スープ皿にも使われますが、リムの部分にチーズや黒コショウパセリのみじん切りをちらしたり、パンを添えたりするのにも使われます。

リム(縁)に黒胡椒をふったムール貝のスパゲッティ
リム(縁)に黒胡椒をふったムール貝のスパゲッティ
リム(縁)にパルミジャーノをふったマッシュルームとくるみのスパゲッティ
リム(縁)にパルミジャーノをふったマッシュルームとくるみのスパゲッティ

 リムにふってある粉チーズや黒コショウはお好みでパスタと絡めていただきます。

透明な器で季節感を出すのも◎

冷製パスタ。トマトとブッラータのクルダイオーラ
冷製パスタ。トマトとブッラータのクルダイオーラ

 また夏の暑い時期や冷製パスタなどは透明な器もいいですね。これはパスタ皿というわけではありませんが、夏のパスタの盛り付けに使っていました。

南イタリア、ヴィエトリ・スル・マーレのカラフルなお皿

我が家のチェラミカのお皿
我が家のチェラミカのお皿

 イタリアのレストランは白いお皿が基本といいましたがシチリアや南イタリアなどでは、ポップでカラフルな絵皿を使っているレストランもあります。

 イタリア語で絵皿などの陶器は「チェラミカ(ceramica)」といいます。

 ナポリの南、ヴィエトリ・スル・マーレという小さな街は、チェラミカ(陶器)の街と呼ばれていて南イタリアのカラフルな絵皿をほとんど生産しています。

 この小さな街のメインストリートであるウンヴェルト1世通りには工房を兼ね備えたチェラミカのお店などがたくさんあり、街中がチェラミカで溢れています。

 イタリアにいた頃、毎年のように訪れていたヴィエトリ・スル・マーレ。南らしいレモン柄や海が近いので魚やタコの柄のお皿が多いです。私のお気に入りは、青いヤギの柄のお皿です。

 小高い山にあるこの街には、ヤギは生活に欠かせなかったそうです。乳搾りの様子など、そんな昔の生活様式を描いた絵皿もあります。

黒いお皿、木のお皿

白いソースと黒いお皿の組み合わせ。淡雪のようなカブのパスタ
白いソースと黒いお皿の組み合わせ。淡雪のようなカブのパスタ

 イタリアのレストランでは見かけることがあまりありませんでしたが、黒いお皿にパスタを盛り付けるときは、真っ白なソースやトマトの赤などを活かすときがおすすめです。

 また、個人的な意見ですが、木のお皿はソースに油が多いということもあり、あまりパスタには使いません。ただスパゲティサラダにはいいような気がします。

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