ヨガインストラクターのみうさんが、お手入れをしながら使い続けているつげ櫛。髪をとかすと気持ちが良くて、使うのが楽しみなのだそうです。

 12月は年末年始に向けて不要なものは捨てて、新しい1年に向かう頃。どうしても「掃除・捨てる」を考えがちです。が、少し視点を変えて「断捨離をしてもこれだけは捨てられない愛用品=私のとっておき」にフォーカス。いろんな人の愛用品をご紹介します。
 あなたが大切にしているものは何かを考えると、自分のこだわりや好みが見えてくるかもしれません。

使い込むほどに馴染む櫛です

 母が使っていたものを私がもらって使っているので、もうかなり古いものだと思うのですが、定期的に手入れをしながら今でも大切に使っているのが、つげ櫛です。

京都の四条通りにある「京つげ櫛 十三や」のもの
京都の四条通りにある「京つげ櫛 十三や」のもの

 つげ櫛を使う以前は、普通のプラスチックの櫛やブラシを使っていました。プラスチックのものは髪をとかすときに静電気が立ちます。小さなストレスでしたが、それだけでなく、髪にダメージを与え、切れ毛の原因にもなっていました。

 つげ櫛を使い出してからは、静電気がほとんど起こらず、髪へのダメージもずいぶん減ったように思います。

 つげ櫛のお手入れとしてオイルを染み込ませて使うので、そのオイルが少しずつ髪にも浸透して髪の毛にツヤを与えてくれます。

 木のやさしい感触が気持ちよく、髪をとかすだけで頭皮の血行も良くなり、自然に頭皮のマッサージにもなっています。これが心地よくて、髪をとくのが楽しみなくらいです(笑)。

 髪をとかすことがひとつのヘアケアになっているので、トリートメントなどが必要なくなったことも嬉しいこと。

 今はずっとストレートのボブスタイルなので、つげ櫛との相性もとてもよく、ブローする前にこれで髪をとかすとまとまりも良くなります。

 母が亡くなった今は、この櫛もひとつの大切な思い出の品。この櫛を使っていたからか、母は髪がきれいだったなぁと思い出します。

 お手入れをしながら使い込むほどに、つげ櫛自体も強くなり、自分の髪にも馴染んできて上手に使えば一生ものとも言われるつげ櫛。

 残念ながら、外側のちりめんのケースは少しずつ古くなってきているのですが、自分の髪と同じく、このつげ櫛も大切にしていきたいもののひとつです。

★ほかの人のとっておきはなんだろう?
シリーズ連載「気づけば長いおつきあい、私のとっておき」



みうさんの記事一覧

もっと読む

みんなの暮らし日記ONLINE 2020/12/07 05:00
2020/12/07 05:00 /article/detail/3709