栄養満点、日持ちもバッチリ「干し野菜」を作ろう!

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2020/11/17 12:00

寒くなってきましたね。乾燥する季節を利用して、干し野菜を作ってみませんか?手順は簡単。切って干すだけです。

 立冬が過ぎ、暦の上では冬。肌寒い日も増えてきました。冬の気候は、日本海側では曇りの日が多く山沿いを中心に大雪となる一方で、太平洋側では山から吹き下ろす乾いた風が強く、晴れの日が多くなります。

 この気象条件を利用し、干し野菜作りにチャレンジしてみませんか? 作り方は洗って切ってザルやネットで干す、だけです。

 干し野菜は水分が抜けた状態なので、生の状態よりも数倍長持ちするだけでなく、旨みや甘みが凝縮され、おいしさもアップします。日光にあてて干すことで栄養素が増え、同じ量の生の野菜よりも食物繊維を多くとることもできます。加えて調理の際に味がしみ込みやすく、ほどよい歯ごたえも楽しめます。

 余った野菜をベランダや庭に干すだけで、フードロスの削減にもつながり、安心して食べられる保存食にもなります。

干し野菜の作り方

1:洗って切る干すと縮むので少し大きめに切ります。

2:ザルや干し物ネットなどで干すカラッと晴れた日の午前9時~午後3時までがベスト。翌日も干す場合、夜は保存袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。

【干し具合の目安】
しんなり:5~8時間干した程度。そのまま調理できます。
カラカラ:2~5日間じっくり干します。基本的に水に戻してから調理します。

おすすめの野菜

 大根、にんじん、しいたけなどがおすすめです。

 大根を干したものは「切り干し大根」として有名ですね。生の大根と比べて食物繊維が15倍以上多く含まれています。冬場に手に入りやすく、旬を迎える大根。

 種類の違う大根を干してみて、切り干し大根の食べ比べをしてみるのも楽しそうです。たとえば青首大根と聖護院大根ではどんな違いがあるでしょうか?

 「切り干しにんじん」を作って切り干し大根に混ぜて調理すると、紅白で彩りのよい料理に仕上がります。

 しいたけを干した「干ししいたけ」は、長く保存でき、栄養素が増えるメリットに加え、干しシイタケを戻す際の、戻し汁に旨み成分であるグアニル酸が含まれます。グアニル酸は、グルタミン酸イノシン酸と合わせて3大旨み成分のひとつ。

 グルタミン酸が昆布やトマトなど、イノシン酸がカツオや煮干しなど複数の食材に含まれているのに対して、グアニル酸はほぼ干ししいたけにしか含まれていません。戻し汁も、活用できる優れものです。

干し野菜Q&A

Q:「干し野菜」に向かない野菜はありますか?
A:水分が多い野菜は、カビが生えたり傷みやすいので避けた方がよいでしょう。(時期や、場所によっては、可能な場合もあります)

Q:鳥や獣に食べられないでしょうか?
A:専用の「干し物ネット」をおすすめします。2段や3段など高さも利用でき、風で飛ばされる心配もなくなります。ベランダなど狭い場所でも吊るして使用でき便利ですよ。

お料理上手なあの人はどんな風に乾物をつかってる?
コラム「乾物上手は料理上手!もっと乾物を使いこなそう」も連載中です。

○情報提供:タキイ種苗

みんなの暮らし日記ONLINE 2020/11/17 12:00
2020/11/17 12:00 /article/detail/3729