無人島にだって持っていきたい、イチオシ調理道具「ベンリナー」

印刷用を表示
2020/12/12 05:00

業務用調理器具店勤務の経験もある料理研究家の横田睦美さん。おすすめの調理器具は?と聞かれたら迷わず答えるのがご自身も15年使っている、こちらの道具です。

 12月は年末年始に向けて不要なものは捨てて、新しい1年に向かう頃。どうしても「掃除・捨てる」を考えがちです。が、少し視点を変えて「断捨離をしてもこれだけは捨てられない愛用品=私のとっておき」にフォーカス。いろんな人の愛用品をご紹介します。
 あなたが大切にしているものは何かを考えると、自分のこだわりや好みが見えてくるかもしれません。

15年選手の調理道具

 もの持ちがいい、悪くいえば倹約家の私が日ごろお金をかけるものといえば、日用品と食材くらい。ワンルームなのでものを増やしたくないと思う一方、料理を仕事にしているため調理道具はなかなか捨てられません。

 昔、業務用調理器具の店に長く勤めていたこともあり、プロも愛用する見た目よりも機能性重視で長く付き合える相棒だけをそろえています(それでも一般家庭に比べるとかなりの量がありますが)。

 なかでも15年以上愛用しているのが「ベンリナー」。

15年モノにしてはきれいでしょう? 撮影直前に漂白しました(笑)
15年モノにしてはきれいでしょう? 撮影直前に漂白しました(笑)

 おすすめ調理器具を聞かれたら絶対ベンリナーと答えるし、おそらく無人島にも連れていきます。

 時代は令和に入り2年が経ちますが、オシャレなキッチンではきっと浮くであろう、イマドキとはかけ離れたレトロなデザインは昔から変わらず。とうの昔に捨ててしまいましたが、紙箱のパッケージがまたレトロなんです。気になる方は検索してみてください。

 料理の上達はいい道具を使うことが近道ですが、それは高い包丁を使うとかそういう話ではなく(もちろん高くて切れる包丁もほしい)、シンプルでいい仕事をしてくれる道具を手元に置いておきたいと常々思っています。

 そのすべてを満たしているのがこのベンリナーなのです。

裏からクシ刃を差し込んでつまみで固定します
裏からクシ刃を差し込んでつまみで固定します

ベンリナーを推すべき3つの理由

 愛が強くて前置きが長くなりましたが、ベンリナーを推したい理由は3つ。

  1. 厚み調整ができる。
  2. 3種のクシ刃でほとんどの調理の太さに対応してくれる。
  3. 平刃の取り外しができる。

 特に3つ目、平刃の取り外しができるので隙間に詰まった食材の取り除きが簡単。さらに、切れなくなったら新しい刃に付け替えることができます。

 とはいえ15年ヘビーに使ってまだ2度しか交換していないので、もともとの切れ味が素晴らしいのですが。

 いいんです、いいんです、すりおろしの機能とかついてなくても。餅は餅屋といいますし、千切りとスライス以上のことは求めていません。

厚み調整もお手のもの。オニオンスライスもキャベツの千切りも全部ベンリナーにおまかせ
厚み調整もお手のもの。オニオンスライスもキャベツの千切りも全部ベンリナーにおまかせ

 ちなみに私が使っているのはニューベンリナーで、ほかにも幅広のジャンボベンリナーもあります。こちらはキャベツの千切りもあれよあれよという間に完了。刃が斜めについていることで食材の入る角度が鋭利になりよく切れます。

 使ってみるとあまりの切れ味のよさに楽しくなり、シャッシャッシャッ……。ここからはあえていいませんがよく切れるのでご注意ください(プラスチック製の指ガードが付いていますのでご安心を)。

 これから迎える年末年始、おせちで大量の人参や大根を千切りにしたり、おやつにさつまいもチップスを作ったり(年末年始関係ない)、とにもかくにも料理を快適に楽しくこなすなら、一家に一台ベンリナーですよ!

★ほかの人のとっておきはなんだろう?
シリーズ連載「気づけば長いおつきあい、私のとっておき」



横田 睦美さんの記事一覧

もっと読む

みんなの暮らし日記ONLINE 2020/12/12 05:00
2020/12/12 05:00 /article/detail/3737