2度目のロックダウン。フランスの今

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2020/12/04 10:00

2度目のロックダウンに入ったフランス。クリスマス、新年に向けて、政府が打ち出した政策は? パリで暮らすマダム愛さんがレポートしてくれました。

▼目次

感染者が増えているフランスです

 冬が近づくにつれ、コロナウイルスの感染者が増えてきていますね。

 ウイルスは冬場活発になるのが普通なので、少なからず予想していたことではありますが、やはり日々増えていく感染者の数を見ていると不安がつのります。

 フランスは10月に入った時点で感染者が爆発的に増えていき、10月末から今年2度目のロックダウンに入りました。その時の日本はGO TOキャンペーン真っただ中。

 片や、国がお金を保証するから家にいなさいと言う国、片や国がお金を補助するから外出しなさいと言う国。ずいぶんと差が出たものだなと、パリの空の下、いろいろと考えておりました。

 でも、これは当たり前と言うか、思った通りのことでした。

 なぜならまず何より、フランス人は……どころかヨーロッパ人はこの夏バカンスを思い切り楽しみましたからね。

 ヨーロッパは陸続きのため、国境なんて気にせずバカンスを楽しんだのです。なのでその時のつけが来たと言えるのかなと。

 そしてまた日本よりもいち早く冬の気候になったのも感染が爆発した理由の一つなのかもしれません。

2度目のロックダウン。1度目との違い

 しかし2度目のロックダウンともなりますと、1度目といろいろと違いもあります。

学校は閉鎖されていない

 大きく違ったのが、(大学を除く)学校が閉鎖されなかったこと。6歳という低年齢からのマスク着用が義務にはなりましたが、子どもたちは学校に通い普通の生活を楽しむことができました。

仕事に行ってもOK

 そして仕事も、テレワークができる場合はテレワーク推奨ではありましたが、テレワーク不可の場合でも仕事続ける権利があり、外出の許可となりました。

 なのでロックダウンといえども、街にはかなりの人が出歩いていました。マルシェなども開いていましたし、食料品を扱うお店の大部分がそのまま営業していました。

 1度目のロックダウンの時は、道に誰もいなく、まるでゾンビ映画のワンシーン状態だったので、2度目のロックダウンは逆に本当にロックダウンしているのだろうかと思うほど道に人があふれていました。

 だって、仕事の人、子どもの送り迎えに人、買い物の人……そんな人たちの外出に制限がなかったわけなので、警察だって誰を取り締まれば良いかなんてわからないですよね。

恐怖心が薄らいだ!?

 そして何よりも、一番大きく違ったのが、国民の意識。

 2度目ということで慣れていたこともあり、また春の時は完全に未知なるウイルスだったコロナについてもだいぶ情報が入って来ており、一緒に何カ月も過ごした後だったので、恐怖心も薄らいでいたのだと思います。

 そのため、2回目のロックダウンでは何と60%の人がロックダウンのルールを破ったと回答。困ったものです。

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