知ってるようで知らない?お中元のマナー

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2017/06/22 00:00

iStock.com/karinsasaki

気がつけば夏も目前ですね。夏の風習・行事といえば七夕やお盆など様々ありますが、「お中元」もその一つです。でも、そもそもお中元ってどんな風習なのでしょう? そんな疑問に応えるように、楽天市場さんがお中元の基本的なマナーや今年のトレンドがわかるイベント「お中元の学校」を開催したので、取材をしてきました。今日は、そこで勉強したことをご紹介したいと思います。

そもそもお中元って?

 お中元とは夏の暑い時期に日頃お世話になっている人の健康を気遣い、感謝の気持ちを手土産に表してご挨拶に行く風習です。現在では宅配便を使ってお中元を贈ることも珍しくありませんが、感謝の気持ちを伝えることが何よりも大切です。

 とはいえ、お中元を贈るとして一番気になるのは「品物の金額」では? 受け取る相手の負担にならず、でも失礼にならない……それはいくらでしょう。

 「お中元を贈る相手によって変わってきます。友人やご近所など、身近な方には3,000円くらい、離れて暮らす親御さんなどには4,000円くらい、取引先などのビジネスシーンや目上の恩人の方へは5,000円~1万円くらいが妥当です」と里井先生。

お中元の「いろは」を教えてくださったフードジャーナリストの里井真由美先生
お中元の「いろは」を教えてくださったフードジャーナリストの里井真由美先生

 では、お中元を贈る時期はいつ頃がいいのでしょう?

 関西と関東でお中元の時期が違うので注意が必要です。関東は7月上旬から7月15日の2週間、一方関西は7月上旬から8月15日までと、少しだけ期間が長め。いつ贈ろうかと迷ったら、関東に合わせれば遅れることがなくて安心です。

何を贈ろう、お中元を選ぶ際に大切なこと

 感謝の気持ちを贈ることが第一ですが、暑い夏に合っているか、受け取る相手のシチュエーションに適しているかを考えることも大切です。たとえば、会社に贈るなら小分けのほうが良いでしょうし、生まれたばかりの小さなお子さんがいるご家庭ならお母さんの栄養になるものでも良いかもしれません。

 「世の中にはルールとマナーがあります。ルールは破ると罰せられる、守って当然のことです。マナーは守らなくても罪になりません。でも、マナーが守れると品が上がります。お中元はルールではなくマナー。マナーで大切なことは常に相手を敬って、相手が喜ぶことをイメージすることです。お中元も自分がほしいものではなく、相手に粗相がないように場を乱さないようにすることを意識しましょう」と里井先生。

 そんな里井先生は、昨年のお中元でビールが好きな方へ地ビールを贈ろうと考えました。そのご家庭には小さいお子さんもいます。そこで、地ビールと地サイダーを組み合わせることで、みんなが楽しめるよう工夫をされたとのこと。

苺が好きな方のご家庭には、インスタ映えのする苺アイスを贈られたそうです。
苺が好きな方のご家庭には、インスタ映えのする苺アイスを贈られたそうです。

 食品を贈る場合は個数や賞味期限も気になるところですよね。食べきれなかったり、保存が利かないと困ってしまいます。贈るものにもよりますが、相手が一般のご家庭ならば人数の1.5倍~3倍くらいが丁度良い数とのこと。4人家族なら10個程度でしょうか。

 また、賞味期限は3ヵ月以上を目安にすると良いとのこと。なお、お中元の定番のゼリーやジュースは1年程度もつものが多いそうです。

●贈り物としてNGなものってあるの?
 気持ちを伝えるにしても、風習として避けたほうが良いものもあるのだとか。里井先生に紹介していただきました。

★ハンカチ:夏の暑いときには汗拭きとして使えそうですが、手切れを意味するため、NG。また、涙を拭くなど「涙」を印象づけるので、あえて熨斗をつけて贈るものではないそうです。
★腰から下のもの:目上の人には靴下や下着などは避けましょう。「下に見る、踏みつけて出世する」といった意味合いがあります。
★刃物:これも縁起がいいとはされません。
★「4」「9」にまつわるもの:4は死を、9は苦を連想させるので、この数字に関連するものは控える傾向があります。

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