シンプルなお鍋が2倍おいしい。手作りぽん酢

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2020/12/31 05:00

季節を感じる保存食を毎月紹介してくれる料理家のスズキエミさん。今月は、冬に旬を迎えるいろいろな柑橘類を使った手作りのぽん酢を教えてもらいました。いつものお鍋も、このぽん酢で食べれば、きっとおいしさ2倍です。

▼目次

冬が旬の個性豊かな柑橘たち

 黄色とオレンジ色がいっぱいに並べられた店先の棚は、遠目で見ても心華やぎます。大中小でサイズ分けされて、ざっくりとザルに入れられたみかんだったり、箱入りで積み上げられたのは年末感たっぷりです。

 その隣には、日本の冬には欠かせない柚子が静かに鎮座し、旬は冬ですよーと言わんばかりに国産のレモンも並んでいます。

 どれもこれも、今が旬の柑橘類です。

 みかんは言わずもがな、子どもの頃から馴染みの果物でした。

 東北では柚子が採れないからか、あまり食卓に上がることがなかったので、よく食べるようになったのは大人になってからです。関東では庭木にされていることも多く、いただいたりする機会もあり、身近なものになった気がします。

 そしてレモン。日本でも作られていると知ったのは、料理の仕事をするようになってからです。この季節になると欠かさず冷蔵庫に入れてある果物です。

 みかんはそのまま食べることが多く、柚子とレモンは料理に使うことがほとんどですが、時間がある時には塩漬けやジャムなどの保存食を作ったりと、いろいろな食べ方でいただいています。

いろんな種類をあわせて。柑橘を味わう冬のぽん酢

 いろいろ作る中で、毎年必ず作るのはぽん酢です。

 ぽん酢は橙(だいだい)で作り、しばらく寝かせることが多いですが、今回は旬のいろいろな柑橘をあわせて作るぽん酢を紹介します。

 半日くらい置いておけばおいしくいただけるので、朝に作れば晩ごはんには美味しいお鍋がいただけますよ。

 柑橘の割合は、その時にあるもので構いません。ただ、2種類以上で作ったほうがおいしいと思います。

 柚子は果汁が少ないので、柚子だけの場合はたくさん必要になるし、レモンだけだと酸味が強くなり、みかんだけだと酸味が足りないことが多いので、できるだけあわせて作ることをおすすめします。

 そして組み合わせることによって香りも重なり、奥深さが出てくるのもおもしろいところです。その柑橘自体の味によっても変わってくるし、割合でも違ってきます。

 その時々で変わるのも自分で作る醍醐味です。毎回、違う味というのがとても気に入っています。この冬、自分の好きな割合を見つけ、ぽん酢作りもぜひ楽しんでみてくださいね。

ぽん酢

材料
  • みかん、柚子、レモンなどの果汁 あわせて100ml
  • しょうゆ 150ml
  • 昆布 10cm角1枚
  • かつお節 5g
作り方
  1. 小鍋にしょうゆ、4等分に切った昆布、かつお節を入れ20分置く。
  2. 【1】を弱火で3分加熱し、香りがたったら火を止める。
  3. 【2】の粗熱が取れたら果汁を入れ、2時間ほど置いてなじませ、ザルで濾す(時間があれば半日ほど置いてから濾すとよい)。
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