子供の相手と家事を両立するには?育児中に編み出した時短術

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2021/01/26 05:00

小さい子供がいると「ちょっと待って!」と叫ぶ日々。自由過ぎる我が子を相手にしながら、家事をするのは大変です。小学生と幼稚園児のお母さん・annieさんはこんなふうに時短の工夫をしています。

買い物は週イチに

 7年母さんをやってきて思う。「子供を連れて行くスーパーは母親たちにとって、戦いの場だ」と。

 今日の夜はこれを作ろう。そう決めては、毎日買い物に行っていた。だから、買いたいものはハッキリしている。でも、パッと買ってパッと帰ることはできない。

 スーパーに入るや否や始まる子供たちからの攻撃。

 「喉渇いた〜」

 「早く帰ろ〜」

 「お菓子買っていい〜?」

 聞く耳を持たないでいれば、突然始まる姉弟の追いかけっこ。家ではけんかばかりしているくせに、なぜ今は仲良く遊びだすのか。

 野菜コーナーでは「もう帰ろう?」とあんなに急かしてきたのに、なぜお菓子を選ぶ時は決められないのか。

 「早くしてよ」とイライラすることも、「こら! 走るのやめなさい」と大声を出すことも、周囲の目を気にすることも実に疲れる。

 やっとの思いで、重い荷物を持って帰れば

 「ねぇ、粘土やろ〜」

 「あ! さっき買ったお菓子食べていい?」

 一瞬静かになり、あーやっと手が離れたと思った瞬間の「ママ開かなーい!」

 今、皿洗いを始めたばかりなんだけど。手が泡だらけなんだけど。

 「じ、自由っていいな!」と言いたくなるくらい、子供は気ままでコントロールできない。

 「もう! ちょっと待ってよ!」と1日に何回も叫ぶ日々。

 その大変さと、イライラしたくなさから週に1回のまとめ買いを心がけるようになった。

片付けや洗い流しは極力少ない回数に

 いつだって、子供は待てない。

 子供たちが今より小さかった頃、キッチンに立つ度に「ママ来て〜」とプラレールの元に戻されたり、おままごとのキッチンに立たされたりしていた。

 悪いことをしているわけではないのに、ビデオを見せておいて家事をすることに、なぜか罪悪感を持ったりした。

 その気持ちのせいか、かくれんぼをしながら「どこかなどこかなー?」と探すふりをしながら、ゆでたり煮たりしていたあの頃。

 夕方のバタバタ時間、どうしたら余裕を持てるかな......。そんなことばかり考えていた。

 変化のきっかけは、毎日作る『みそ汁』だった。

 娘は昔から偏食家で、野菜は食べなくてもせめて栄養を、と毎日欠かさず作っていた汁物がみそ汁だ。

 ある時、沸いたお湯の中に浮かぶにんじんを見て「この鍋で、おかずに必要な野菜を全部先にゆでてしまえばいいのか」と思い立った。

 にんじんや小松菜、ブロッコリーにとうもろこし。ゆでてはザルに開けた。それから、その鍋でみそ汁を作った。

 気付けばまわりには明日のお弁当にも使えそうな野菜たちが並んでいた。冷めたら保存用器に入れるだけ。味付けは、使うその時に考えたらいい。

 それから、一度沸かしたお湯は最大限使うまで捨てないぞ、と心に決めた。この、『一度出したら最大限使う』は案外応用が利く。

 【一度出したまな板】は最後に肉や魚を切れば何度も洗わないですむ。

 【一度冷蔵庫から出したこの野菜】は次に使う分も切り分ける。

 同じ発想で【鍋やフライパンを洗わない】メニュー作りも考えるようになった。調理器具を何度も洗うのは面倒だ。

 例えばある夜のメニューがこちら。

 用意するのはフライパン二つ(揚げ物用鍋があれば片方はそれで)と、小鍋一つ。

 まず小鍋で小松菜をゆでたあと、そのお湯でゆで卵を作る。

 一つのフライパンできんぴらを作る。

 きゅうりは輪切りと、みじん切りに。輪切りは塩もみして酢の物とポテトサラダ用。みじん切りはタルタル用。

 玉ねぎも薄くスライスしてきゅうりと共に塩もみ。やっぱりタルタル用にみじん切りもしておく。

 じゃがいもはレンジでチンしてつぶして。ちくわを切ったら、ようやく胸肉を一口大に切って下味をつける。

 昼ごはんを作るついでの15分間にここまでをすませておくだけで、バタバタと忙しい夕方に再びまな板を出すこともお湯を沸かすこともしなくてすむ。

 あとは食べる前に水気を絞った小松菜は胡麻和えに、塩もみして水気を切ったきゅうりと玉ねぎは粗熱が取れたじゃがいもの元にダイブ。タルタル用の野菜は調味料と混ぜる。残ったもう一つのフライパンで揚げ物を作る。

 それぞれの鍋も、まな板も洗うのは1回きり。

1回にキッチンに立つ時間を決める

 紹介したメニューの作り方に至るまでには考え方の変化もあった。

 長くキッチンに立てないなら分けてみる。キッチンに立つ時間は1回に20分以内と決めた。

 お昼のついでにゆでたり切ったり15分。よし遊ぼう! よし宿題を見よう!

 味付け、仕上げの揚げ物、盛り付けに15分。よし、食べよう!

 短い時間なら、子供たちも少しは我慢していてくれる。

 学校と幼稚園から帰ると、夕方のチャイムが鳴るまでは外遊び。帰宅しておやつを食べたら、ワタシの宿題と、ボクのプラレールに付き合う時間。

 「何時にはお風呂に入るからね!」と時間を決めないと、母さんはプラレールの世界から抜けられない。

 お風呂に入れたら、すぐに子供たちのごはん。

 頭にタオルを巻き、ババシャツ1丁でから揚げを揚げたりする。「ちょっと失礼!」と足で戸棚を閉めたりもする。

 「ママ、なにその格好〜」と笑われるけどこっちは真剣よ。

 『早く食べさせてあげたい』の気持ちもあるけど、『さっさと食べさせて片付けを終わらせて母さんの自由時間を過ごしたい!』が本音。

 お風呂に入って、ごはんを食べてからベッドに入るまでがそれぞれの自由時間。

 好きなアーティストの動画を見て、英語でも日本語でもない歌詞でノリノリに歌う女子高生みたいなワタシ。「先生さよなら」の歌を連続で歌うボク。

声をかけても全然反応なし
声をかけても全然反応なし

 疲れたなぁと、にぎやかすぎる子供たちの声を聞きながら思う。けれど、母さんもほっと一息ついているからか。穏やかな気持ちでそのうるさい歌を聴いていられる。

こうじゃなきゃダメってないんだと思う

 子供には『これはこうでなきゃいけない』が全くなくて、まっさらな考え方やしぐさに毎日たくさんの刺激をもらう。

 そうだよ、誰がこうでなきゃって決めたんだよ! と思わせてくれる。

 時計とお財布とにらめっこしながら家庭と家計を支える大変さを母になって初めて知った。

 一方で大人になって忘れてしまったこともたくさんある。ある時「折り紙のパクパクを作って?」と言われ、作り方もその存在も忘れていたことに気付いた。

 調べて作ってみたら、すごく懐かしい気持ちになった。

 その日の夕方は子供たちと大はしゃぎしながらパクパクで夢中になって遊んだ。

 「今は時間ないから遊んでて!」と忙しさを言い訳にしがちだけれど、子供たちと一緒に童心にかえっておもいきり遊ぶことも大切だなと感じる。

 時間も、心の余裕も、家族の「おいしい!」も作るもの。どうにかしたら作れるもの。

 今日も1日、母さんたちもおつかれさまです。明日もバタバタと「ちょっと待って!」と叫びながら頑張りましょう。

 今しかない、限られた時間を楽しみましょう。

今日のパパッとつまみ:ベーコンかつ

 おなか減った〜! とごはんを待てない子供たちのおやつにも、父さんのちょっとしたおつまみにも。みんな大好き懐かしの味。

 ハムカツならぬベーコンカツ(ベーコンはいつも業務スーパーで買います。3パックで148円、安い!)

材料(2人分)

  • ハーフベーコン 4〜5枚
  • Aマヨネーズ 大さじ1
  • A薄力粉 大さじ1
  • A水 大さじ2
  • パン粉 適量

作り方

  1. Aを混ぜておく。
  2. ハーフベーコンを半分に切り、1にくぐらせて両面にパン粉をまぶす。
  3. フライパンに片面がつかるくらいの油(揚げ焼き程度でOK)を入れて熱する。
  4. 両面をカラッと揚げて出来上がり。

 お好みでソースやカラシをつけて召し上がれ。



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