穴が空いたらさようなら……じゃない!衣類を育てるダーニングという楽しみ

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2021/02/19 05:00

忙しなく通り過ぎていきがちな日々をチクチクと「繕う」ように。簡単な方法でいつものリズムや自分らしさを取り戻すヒントを綴ってくださっている矢島美穂さん。今回は、ダーニングなるものを紹介してくださいました。

▼目次

一着を育てながらのびのびと過ごす。ダーニングという楽しみ

 こんにちは。フリーライターの矢島美穂です。

 突然ですが。遡ること3か月前、お気に入りの靴下を手に入れました。

 写真の手前にあるのがその一足。ほわほわの毛足がプラスされている「tameiki(ためいき)」というソックスです。

 スニーカーやブーツに合わせて履くと足首からのぞいたもしゃもしゃが目を惹くのか、「かわいいですね!」「どこで買ったの?」と驚くほどの頻度で声をかけられる、まさにコーディネートの主役になってくれる存在。さらに履き心地も抜群で、厚手の生地がふんわりぬくぬく足を包み込んでくれます。

 洗濯して乾いたらまた履き……と、クローゼットにしまう暇もないほどヘビロテしていたのですが、ある日、娘から衝撃の一言が!

 「ママ、かかと、穴あいちゃったんだね」

 ふと見てみると、かわいく覆われたはずのかかとからのぞいているのは、ガサガサの素肌!! 私のガサガサかかとがその寿命を早めてしまったのは明らかで、「かかとのお手入れ、もっとしておけばよかったなあ」と後悔と反省の嵐。

 そんなわけで、以前ならきっと「名残惜しいけどさようなら……」としていたであろう(むしろそうするしかなかった)穴あきソックスですが。

 そういえば私、これを繕う方法を習得していました。それが、ダーニングです。

ダーニングってなに?

 ダーニングは、ヨーロッパ伝統の衣服の補修方法。

 本来はなるべく目立たないように穴や擦り切れを繕うところですが、最近はあえてお直しの跡を目立たせる路線が登場。SNSでハッシュタグ検索をすると、カラフルなダーニングが施されて、むしろおしゃれさを増した洋服がたくさん出てきます。

 私のダーニングデビューはちょうど1年ほど前。美容師さんとの会話の中で、「美穂さん、絶対ダーニング好きですよ」とおすすめしてくれたのがきっかけでした。手を動かしたり、かわいいものが好きだったりという人にすごくおすすめ! と背中を押されたのですが、何が必要で何から始めたらいいか全くわからない。

 すると、「道具とか糸とか、必要なものがそろったキットがありますよ」とのこと!

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