私が一番欲しいもの。それは「時間」です
こんにちは。フリーライターの矢島美穂です。
忙しなく通り過ぎていきがちな日々をチクチクと「繕う」ように、簡単な方法でいつものリズムや自分らしさを取り戻すヒントを綴っています。
母の日、誕生日、クリスマス。年に何度か、子どもたちから「ママ、なにか欲しいものある?」と聞かれる機会があります。その度にいつもあれこれ考えるのですが、結局行き着く答えはいつもひとつ。
私の欲しいものは、「時間」です!
我が子はかわいいし、今の仕事も好き。決して孤独を愛する人間でもありません。
でも自分が「時間を欲しがっている」という答えに行き着く度に、「誰かのペース」や「To Do」に縛られながら、少し窮屈に過ごしていることに気づくのです。
そこで今回のテーマは、「がんばる私たちのための、自由時間の作り方」。
根こそぎ時間の使い方を見直すことは難しいですが、ちょっと意識を変えてみたり、ほんの数分の過ごし方をアップデートしたりして、ひとり時間を生み出すヒントを3つご紹介していこうと思います。
【ヒント1】早起きをする
朝活やモーニングルーティーンなど、最近朝の過ごし方が注目されていますね。
私の場合は、「自由時間を確保する手段」のひとつとして、早起きを取り入れるようになりました。きっかけは、昨年春から数か月に及んだストイックなステイホームの日々。
昼間は休校・休園の娘たちと常に一緒。そんな中で主婦がとれる自由時間といえば、家事や子供の寝かしつけが終わった後の夜のひと時ですが、その時間帯はリモートワークを終えた夫も同じリビングに。ぜんぜん一人になれない!
そんなわけで、残った選択肢は「早起き」だけだった、というわけです。

いつもは6時起床でしたが、それを1時間繰り上げて、まずは5時起きからスタート。
すると、LINEやメールが一切こないのに加え、早朝はバラエティ番組なども少ないのでうっかりテレビに時間を奪われることもありません。
さらに、その気になればエンドレスになりがちな夜時間はともすると翌日のリズムを乱すこともありますが、朝は「家族が起きてくるまで」というタイムリミットがあるため、ダラダラせず濃い時間を過ごせることがわかりました。
寝落ちしてしまったり、夫が想定以上に早く帰宅してしまったり(失礼!)という外的要因に左右されがちな夜時間に対して、一度起きてしまえば完全に自分でコントロールできる朝時間の魅力を知り、今では4時起きも珍しくないほどに!
ただし、気を付けているのは「夜更かしして早起きする」というように睡眠時間を削ることはしないこと。気持ちよく確実に目覚めることが重要なので、「私の朝時間は寝る時から始まっている」という意識で21時には潔くベッドに入る日々です。
そうして生まれた朝時間では、読書をしたり、手帳やノートに予定や出来事、自分の気持ちを書き出したり、日によってはひたすら物思いにふけったりすることも。

ちなみに、朝は幸福感を生み出すドーパミンなどが大量に分泌されるほか、ストレス耐性につながるコレチゾールの濃度が最も高まり、前向きになりやすい時間帯なのだとか。
この体のリズムを踏まえて、仕事が立て込んでいる時は原稿を書いたり、普段後回しにしがちなことに取り掛かったりすることもあります。昼間の何倍も効率よく進みますよ!