なぜか部屋が思ったとおりにならない、インテリアのお悩みを解決!

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2021/03/05 05:00

かつてアパレル系のショップでディスプレイ担当をしていた整理収納アドバイザーの能登屋英里さん。インテリアについての相談を受けることも多いそう。よく耳にするお悩みに対する能登屋さんのアンサーを教えてもらいました。

 整理収納アドバイザー能登屋英里さんのコラム『無理せず、自分らしく暮らす』。今回のテーマは多くの人が感じる整理収納の疑問です

 こんにちは、整理収納アドバイザーの能登屋英里です。

 私は普段、このコラムの他にインスタグラムやブログなどで発信をしたり、一般のご家庭に伺って整理収納やインテリアのアドバイスをしています。

 活動を通していろいろなご質問やお悩みをいただきます。みなさん悩みはそれぞれですが、共通するものも結構あります。

 そこで「整理収納編」と「インテリア編」の2回に分けて、よく聞くお悩みのQ&Aをご紹介したいと思います。整理収納やお部屋づくりについてモヤモヤを感じていたら、まずはこのコラムを読んでみると、意外と解決の手だてが見つかるかもしれませんよ。

 今回はインテリア編です。

 お客さまに対しては整理収納サービスを受けていただき収納が整ったあとで、インテリアのアドバイスをすることが多いです。なぜかというと、インテリアを整える前に整理収納をしなければ、テーブルの上にモノが出しっぱなしになるなどせっかくのインテリアが台無しになるからです。

 インテリアの悩みを抱えつつ、お部屋が片付かないという悩みも併せ持っている場合は「整理収納編」に目を通してから、こちらを読んでいただくとスムーズに家が整うかもしれません。

Q.インテリアのテイストの決め方がわかりません

 インテリアはテイストを統一させる。よく知られたセオリーです。どれも気になるからといって異なったテイストのモノを家に混ぜると統一感のない空間になってしまいます。

 しかし、「あれも素敵だし、こっちもいいな」「そもそもテイストって何?」という方もいるかもしれません。

 ここで重要になってくるのが、「自分の好きを集める」「自分の好きの軸を持つ」こと。

 たとえば、何気なく通っているレストラン、ホテル、服屋さんのインテリアや雰囲気に共通する点はありませんか? 注意深く見ていると共通点が見えてきます。

 私の好きを例であげると……

  • モダンでシンプルな感じ。
  • 床や壁などどこかにコンクリートが使われている。
  • 木材もどこかに入っていて温かみも感じられる。
  • 色はホワイト、グレー、ブラック、ブラウン系。
  • さりげなく観葉植物が置いてある。

 こういった「好き」を集めることで、テイスト決めの迷子になりにくいです。

 自分の好きの軸に合わないものは、気になってもとりあえず買っちゃうことがなくなります。

 実際のお店以外にも、PinterestやInstagramなどのSNSで好きだなと直感で感じる写真を保存して、その中で共通点を探す方法もおすすめです。

 私はリノベーションをする際に、Pinterestで写真を集めて各部屋のイメージを固めました。ぜひやってみてくださいね。

Q.インテリアに使う色の選び方は? 色数は?

 先ほどもご紹介したように「自分の好き」を探していくうちに、「好きな色」も見えてきます。それをメインカラーに持ってきましょう!

 ただしメインカラーは同系色で2色までにしておきましょう。多色使いだとごちゃついたイメージになってしまいます。

 メインカラーの他に、床・壁・天井・建具などはモノトーンや木材の色で統一するとまとまります。

 部屋ごとに色を変えるのはありだと思います。子供部屋やトイレなどの壁紙は派手なものでも楽しいかもしれません。

Q.家具の色(木材)の選び方はありますか?

 こちらもよく質問される内容。置き式の収納家具を購入する際に、ナチュラルかウォルナット(ダークブラウン)か、チェリー系(赤みかかったブラウン)か迷いますよね。

 ここでの正解は「床や建具と合わせる」です。

 賃貸や建売住宅の場合は、すでに床と建具の色が決まっているので、それと同系色の色を選ぶとマッチします。

 これから家を建てるまたはリノベーションする場合は、置きたい家具の色に合わせて床や建具の色を合わせる方法も。

 我が家はリノベーションの際に上の写真のダイニングテーブルを置くことが決まっていたので、それに合う床の色にました。買い足した家具はウォルナット(ダークブラウン)。

 ちなみに、ウォルナットは経年変化で赤みが出てくるので、それも見越しています。

Q.家具のサイズはどう選べばいいですか?

 ダイニングテーブル・ソファ・TVボードなどの大きめ家具については、当たり前ですが部屋のサイズに合うかが大前提。

 部屋の壁の長さに合うか、通路幅はどれくらいになるか、など購入前に綿密に測って買いましょう。IKEAなど海外製品は店頭では小さく見えても、家に持ち帰ると大きすぎたー! となることも。

 収納家具については部屋のサイズももちろんですが、「何を入れるのか」「どんなサイズのモノを入れるのか?」を踏まえた上で購入しましょう。

 大きすぎれば言い訳できないし、小さすぎれば入れたかったものが入らないなんてことも。家具は頻繁に買い替えるものではないので、サイズは慎重に選びましょう。

Q.グリーン(植物)の選び方や飾り方を知りたいです

 インテリアのテイストや家具が決まってきたら、最後は植物を足してみることをおすすめします。ぐっと雰囲気が出ますよ。おうち時間が長くなった今、在宅ワークで疲れた目を癒やす効果も。

 選び方のポイントは、置く場所を決めること。

 家具の横? 窓際? コーナー? 棚の上? 吊るす? など飾る場所によって大きさや枝の広がり具合が絞られます。

 広い場所に床置きするなら、背が高くて枝ぶりもいいウンベラー、シェフレラ、ベンガレンシスなどがおすすめ。

 棚の上や吊るす場合は、葉っぱが垂れ下がるコウモリラン、グレープアイビー、リプサリス、ディスキディアなどが素敵。

 置き方のコツは余白を埋めるように飾ること。雑貨やモノを置いている空間に何か足りないなと思ったら、グリーンを飾ってみてください。ショップのようなインテリアに早変わり。

 先ほどの色数の話ですが、植物の緑はカウントしなくてOK。自然と調和してくれます。

 鉢植えを育てるのが苦手という方は、枝物もおすすめです。

 夏の時期はドウダンツツジやリョウブなども花屋さんで手に入るので、飾ってみては? 夏が終わればユーカリにしたり、モミを足してクリスマス仕様にも。お正月アレンジも楽しめます。

 それぞれ1カ月くらいもちます。

 いかがでしたでしょうか?

 自分らしいインテリアを見つけて、楽しく快適に暮らせるヒントになれば幸いです。

 どうせまた引っ越すから間に合わせの家具でもいいんだ。という方もいらっしゃいますが、「お気に入りの家具に合う家に引っ越したい」と思えるほうが家探しも楽しいんじゃないかと私は思います。

 インテリアのテイストやテーマカラー、家具の色やサイズがマッチし、グリーンが飾られていると自然と気持ちも安らぎます。

 今はまだ整理収納で手一杯の方も、そちらが終わったら次はインテリアの整えにチャレンジしてみませんか?

 能登屋英里でした。



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