フランス在住で子育て中のマダム愛さん。フランス人の叔母に言われて衝撃を受けた言葉とは。(写真=iStock.com/globalmoments)

私がずっと息子の面倒をみるのは当たり前と思っていたけれど

 私には現在3歳半になる一人息子がおります。

 フランスで結婚をし、フランスで出産をし、フランスで子育てをしているので、その育て方はフランス流だとは思っているのですが、やはり自分自身は日本で生まれ日本で育っているし、育児をしている友人達も日本人が大半。育児の悩みなんかがあると、日本のサイトを参考にすることが多いので、どうしても日本人の考え方が抜けないフランス流子育てになっております。

 両方の国の良いところ取りができている育児になっていれば最高なのですが、現実はなかなか難しく、2つの国の育児方法の違いで混乱してしまうことも多々あります。

 3歳半になる息子は、昨年の9月から現地の私立学校に通い始めました。ですので、それをきっかけにフランス人保護者達とも交流する機会が増え、そして生活のリズムも掴めてきたので、フランスの育児に少しずつ慣れてはきております。でも、息子が新生児のときや、第一次成長期(イヤイヤ期)のときなんかは、そりゃ、もう、大変でした。

異国の地で、一人で子育て

特に我が家の場合、フランス人の夫が海外出張でほとんど家にいなかったので、日本人である私が異国の地で一人で子育てをするというのは、時には孤独との戦いでもありました。

 私は今の主人と結婚するために、日本での仕事を辞めてフランスに渡ったので、私の人生はフランスではゼロからのリセット状態。なので仕事などはしておらず、日本風に言うならば”専業主婦”、フランス流に言うならば”失業者”として生活をしておりました。(フランスでは女性も働くのが当たり前という考えなので、健康な女性が仕事をしていないのはイコール失業者と同じ扱い、同じ感覚で見られてしまうのです!!!)

 渡仏してすぐに事実婚の手続きを開始し、翌年に滞在ビザを取得。そこからすぐに結婚式の準備を始め、1年後にフランスで結婚式を挙げました。その半年後くらいに妊娠がわかり、息子が産まれ子育てが開始。渡仏してから今まで、それはもう忙しく、そしてそれと同時に、充実した日々を送っております。慣れない国で妊娠、出産をし、そして子どもを育てて行くのは、日本にいたら、しなくても良いであろう苦労が本当にたくさん出てきます。でも、リセット状態だった私にとっては、ある意味それが生き甲斐にもなっていたかもしれません。

 フランスでは女性のほとんどが働いておりまして、出産後2~3ヶ月で仕事に復帰をするのが普通と言われております。だけれども、私は仕事をしていなかったので、息子は私がずっと家でみておりました。そして、それが当たり前だと疑うこともありませんでした。

 でも、そんな考えを一気に崩壊させる出来事が、息子が10ヶ月だったときに起きたのです。

マダム愛さんの記事一覧

もっと読む

これもおすすめ