不安解消! お金をきちんと管理するコツ

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2018/04/08 12:00

備えあれば憂いなしといいますが、本当に備えられているのか不安になるのがお金です。楽天が主催するお金のイベントで、効果的な管理方法を教えてもらったのでご紹介したいと思います。

今日はお金のお話です

 こんにちは、翔泳社のイトウです。

 お金、それは毎日を暮らしていると避けて通れないもの。あんまり人に相談できないけれど、ぼんやりとした不安がつきまとうもの。

 私は「このままで老後大丈夫かしら?」とか、「お金が貯まらない……」とか、悶々としてしまうことがあります。

 そんな時に、楽天が主催するお金の勉強会があったので参加してきました。きちんと家計管理をしている人には初歩の初歩な内容かもしれませんが、個人的にとても参考になったので、ご紹介したいと思います。

お金は分けて管理する?

 みなさんはお金を、どうやって管理していますか? 講師をしてくれたファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんは、お金を次の3つに分けると管理がしやすいと説明します。

 「使う」お金

 「守る」お金

 「増やす」お金

使うお金

 使うお金は毎日の支払いや、家族が病気にかかったなどのいざという時に使える状態にしておくべきお金です。生活費の3ヵ月から6ヵ月分程度を持っておくのが妥当ではないかとのこと。

守るお金

 守るお金は、今すぐ使わないけれど5年10年先には使いそうなお金です。すぐに使えなくても問題ありませんが、減ると困るものです。たとえば結婚資金、車や家を買う時の頭金、お子さんが将来進学した時の学費や仕送りなどでしょうか。

増やすお金

 増やすお金は、10年以上使う予定がないお金。多くの人にとっては老後の資金が該当します。こちらは、500万円以上の貯蓄ができたら考えたいものだそうです。

  現在の貯蓄を3つに分ける方法もとれますし、これから毎月貯蓄するお金を、使う・守る・増やすに分けることもできそうです。「今は100円から投資ができるので、100円増やす運用をするというのも1つのアイデアですね」と風呂内さん。

風呂内さんはマンション購入をキッカケにお金について考えはじめたのだそうです。
風呂内さんはマンション購入をキッカケにお金について考えはじめたのだそうです。

3つに分ける理由

 どうして、使う・守る・増やす の3つに分ける必要があるのでしょうか? それは、この3つ全てを兼ね備えた金融商品はないからだそうです。下の図をご覧ください。

金融商品一覧
金融商品一覧

 たとえば預貯金。多くの場合、預貯金の金利は0.001%です。増えることを期待する商品ではありません。その代わり、使うという観点ではいつでもすぐ引き出せますし、元本を保証してくれるので、守るという観点でも秀でています。つまり、預貯金は使う・守るのは得意だけど、増やすのは不得意という特徴があるのです。

 預貯金に近い定期預金は、一定期間引き出せないため流動性や使いやすさという観点では、預貯金に比べると劣ります。その代わり、預貯金に比べて金利が高い傾向があるので、普通預金よりはちょっと増やしやすいと考えられます。

 株式投資の場合は、値段が上がったり下がったりします。たとえば5万円を預けたとしても、ずっと5万円であるとは限りません。そのため、守るという観点では非常に弱いといえます。使うという観点では、流動性が低いわけではありませんが、預貯金のようにいつでも売り買いができるわけではないので、株式と預貯金を比較すると、使うは劣る、守るは圧倒的に劣るのです。一方で、増やすという観点では預貯金に比べると高評価になります。

 このような得意・不得意を踏まえて、守ることを期待したい予算なのか、増えることを期待したい予算なのかに分けて、それを得意とする金融商品と掛け合わせることが非常に大事なのです。

 金融商品は相対評価なので、どれが良い・悪いではありません。用途に合っていない商品を買うことがマズいのです。これを覚えておくと「○○が良いらしい」という情報に踊らされることがなさそうですね。

知っておくと便利な「72の法則」

 銀行にお金を預けると利息をもらえます。この利息の計算方法をご存知ですか? たとえば、100万円を1年間預けて金利1%の場合、元本の100万円が2倍の金額になるにはどれくらいかかるでしょうか。

 毎年1万円が金利分が増えるから、100万円を倍の200万円にするには100年。そう考えた方はいらっしゃいませんか? それは違っていますのでご注意を。この考え方を単利計算といいますが、銀行預金はそうではありません。

 銀行に預けた預貯金の金利はたとえば、100万円を預けて金利が1%の場合なら1年目には1万円がもらえます。そして、2年目には101万円に対して金利1%となります(これを複利といいます)。

 こちらのほうが、雪だるま式にお金が増えてうれしいですよね。ただし、単利と比較して複利の計算はちょっと複雑。だって金利の対象額が毎年変わるのです。

 そこで使われるのが「72の法則」というもの。以下の数式に使うと、元本が2倍になる年利と年数が簡単に求められるのです。

 年利(単位:%)×年数(単位:年)=72.

 速さ×時間=距離みたいな関係ですね。

 少し具体的な例で考えてみましょう。

 メガバンクの普通預金金利は今0.001%です。100万円を200万円にするには7万2000年かかる計算になります。到底生きていない年数です笑

 これは「金利が低い、ひどい!」という話ではなく、先程説明したように金融商品には得意・不得意があるということです。

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