【土曜の晩餐】牛肉のローストに雲丹をのせて

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2018/05/01 00:00

 土曜日の夜って、何だか特別な幸せを感じませんか? 明日もお休みだから心置きなくお酒を楽しめるし、夜更かしもできる。ゆっくり料理を作る時間もある! そんな土曜日が待ちきれなくなるような、スペシャルなお料理のメニューを毎月一つずつ紹介していきます。レシピを提供してくださるのは、インスタグラム(@ouchigohan_ojisan)で現在30,000人程のフォロワーを持つ、井口拓斗さんです。

はじめまして!

 今月から毎月1つずつ、皆さんの土曜日の晩餐を素敵に彩ることができるようなメニューをご紹介していきます。

 「初めまして」の方もいらっしゃるでしょうから、簡単に自己紹介させて下さいね。

 僕はフルタイムの会社員ですが、週末などの時間を使って料理を作り、インスタグラム(ouchigohan_ojisan)に投稿しています。が、最近はネット上だけでなく、リアルの場も大切にするようにしていて、ワークショップや料理教室などを行うことも増えてきています。

 年齢は27歳で、生まれも育ちも京都。生粋の関西人です。学生時代に居酒屋のキッチンでアルバイトをしたことがきっかけで料理が大好きになり、現在に至ります。

震災をきっかけに抱いた「食」への想い

 僕は「食」を通じて、世の中に幸せの連鎖を起こしていきたい、という想いで日々活動をしています。僕がInstagramに投稿した料理を見て下さった方が、少しでも幸せな気持ちになれれば、と思っています。

 こんな風に考えるようになったのは、東北大震災のボランティアに参加したことがきっかけでした。被災地へ行ったのは、震災の3ヵ月後。当時、大学2回生だった僕は、居酒屋のアルバイトでの経験があり、料理が得意だったので炊き出しを担当することになりました。

 震災3ヵ月後の状況は本当に悲惨で、傷ついてしまっている方々が沢山いました。「我が子にもう二度と会えないかもしれない……」「家族はどこに行ってしまったんだろう……」と、ものすごく辛い状況にいる方々ばかりでした。

 そんな中、僕はボランティアメンバーのみんなと毎日100名分ほどの炊き出しを行っていたのですが、なぜかご飯の時間だけは、避難所にも笑顔がありました。

 「今日のご飯美味しいね」「明日は何なの?」などと、喋りかけてくれる人もいました。

 その時に僕は、「食の持つ力」を感じたのです。食には人を幸せにする力があることに。

 僕が言う「食」で大切にしたいことは、薬膳などに代表される身体のために作る健康食という意味合いではなく、「誰かのために」という想いだったり「見たり食べたりして、本当に幸せな気持ちになれるような食であること」です。

 そんな想いを、1人でも多くの方々に伝播させていくことが、当面の僕の目標です。

 少し長くなってしまいましたが、こんな想いで日々活動していることをわかっていただければ嬉しく思います。一緒に、土曜の晩餐を心から楽しみましょうね。これからどうぞよろしくお願いします!

5月のメニュー:宮崎牛のロースト~雲丹をのせて~

●材料(2~3人前)
・牛肉モモブロック 400グラム(今回は宮崎牛を使用しました)
・雲丹 20グラム(お好きなだけ)
・とびっこ 適量
・塩、ブラックペッパー、たまり醤油、わさび、パセリ、オリーブオイル 各適量

●作り方
(1)牛肉を室温に戻し、塩とブラックペッパーを全面にふる。
(2)フライパンにオリーブオイルをしき、中火で温める。
(3)牛肉の全面をこんがり焼く。
(4)フライパンから牛肉を取り出し、アルミホイルと布でくるむ。熱をお肉の内側にじんわりと通していく。
(5)お好きな厚さにカットし、雲丹・とびっこをのせ、パセリを散らして完成。わさび醤油で召し上がれ!
 (※)今回は、400グラムのブロック肉を使用しましたが、タオルにくるむ時間は15分程度でした。大きいブロック肉の場合は、オーブンでの加熱も必要になります。

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Writer PROFILE

  • 井口拓斗さん

    Instagram ▶︎@ouchigohan_ojisan

    会社員をしながら、趣味で美味しい料理を作っています。 ケータリング・フードスタイリング・レシピ開発と写真提供・テーブルウェア監修・ワークショップなど、気ままに活動中です。

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