物が捨てられない、部屋が片付かない。何故だろう? と考えると、様々な原因が浮かんできます。だから、原因となる問題たちを解決しよう! と思いますよね。でも、ちょっと待って。出しきった問題に向かい合う前に、もう1ステップ必要なことがあるんです。やまぐちせいこさんの思考の整理法。今回は「分ける」がテーマです。

思考も物も「出し」て「分け」る

 物の整理と同じく、思考の整理もまずは頭と心の中に「何が入っているか?」を全部出すことが大切です。押入れやクローゼットの中身と同じように、ぼんやりと「あれが入っているはず……」と思っていても、もう使える状態ではなかったり、思い違い・勘違いをしていたり…なんてことはよくあります。

 思考もまずは頭と心を開いて「出す」

 そして、出したモノゴトを「分ける」こと。

 ここが重要です。

先日、こんな質問を受けました。

 「とにかく洋服が捨てられないのですが、どうしたら良いでしょうか?」

 「具体的に捨てられない理由が何かおありですか? もったいない・思い出がある……何かありますか?」

 「私は服を捨てたいのですが、夫がせっかく買ったのに……と、言うんです」

 「では、パートナーさんが捨てて良いと言えば、捨てられそうですか?」

 「はい、ぜひ! 捨てたいんです」

 この会話からは“質問者様の洋服の問題が配偶者(パートナー)の問題と混ざってしまっている”ことがわかります。実は、私たちが生活する中では、このようなことはよく起こります。

 なぜ、この問題は起きてしまうのでしょうか?

 それは「他者と自分との境界線が曖昧」だからです。上の質問者さんには次の2点の問題があります。

  1. 質問者様の服の問題に配偶者が侵入している
  2. 自分の問題と他者の問題が混ざっている

 自分の洋服は、あくまで自分のものです。所有権として、たとえ家族であっても所有者の物は所有者の物です。基本的に自分の物は、自分の物であり、自分自身の問題なのです。

  • 1
  • 2

やまぐち せいこさんの記事一覧

もっと読む

これもおすすめ