翻訳家でお菓子ブログを主宰している森嶋マリさんによる、「キャセロール」のお話。日本ではグラタンやシチューほど知られていないお料理ですが、アメリカの家庭ではよく食べられている“お袋の味”的存在なのだとか。

キャセロールをご存じでしょうか?

 こんにちは! お菓子ブログ〈Single KitchenでSweetsを〉のmarinこと森嶋マリです。

 このサイトでは料理ブロガーとして記事を書かせていただいていますが、私の本業は翻訳。アメリカの小説などを訳しています。なので、仕事柄、外国の小説をよく読みます。そんなときにはもちろん、出てくる料理にも大注目。アメリカの小説でよく目にする料理のひとつに、キャセロールがあります。

 それなのに、「キャセロールってどんな料理なの?」と尋ねられると、はっきり答えられないことに気づきました。そこで今回は、キャセロールとはどんなものなのか? それを探索してみることにしました。

 キャセロールとはもともとはフランス語で、厚手の蓋付き鍋のこと。また、その鍋を使って作った料理のことを指します。

 鍋の材質は鉄、琺瑯(ほうろう)、耐熱ガラス、陶器などさまざまですが、特徴は直火でもオーブンでも使えること。さらに、蓋があることも大きな特徴ですが、グラタン皿やスキレットのような蓋のない器で作った料理が、キャセロールとして紹介されていることもままあります。

ストウブ鍋でインゲンとベーコンとポテトのキャセロール
ストウブ鍋でインゲンとベーコンとポテトのキャセロール
鉄フライパンでキャベツと挽肉のキャセロール
鉄フライパンでキャベツと挽肉のキャセロール

 それでも、基本的には、「蓋付きでオーブン対応の鍋と、それで作った料理がキャセロール」と覚えておけばまちがいなさそうです。

 言い換えれば、そういう鍋で作れば、中身はどんなものでもキャセロール料理になるわけです。蓋があるから、持ち寄りパーティーに持っていくのも便利ですし、残った料理を冷蔵庫で保存するときにも重宝します。そう考えれば、ひとつは持っておいて損のない鍋と言えそうです。

 とはいえ、欧米に比べて、日本ではオーブンで料理を作ることが少ないのも事実。オーブン対応の鍋を持っていないという方もいらっしゃるでしょう。そんなときに、代わりに使えそうなのが土鍋です。一般的な土鍋は電子レンジの使用は不可ですが、オーブンなら大丈夫。ガスの直火よりオーブンの温度のほうが低いので、問題なく使えます。

土鍋でトマトとキノコのキャセロール
土鍋でトマトとキノコのキャセロール

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