フードコーディネーターの森さんはこれまでにトーストアートを始め、「アートなお料理」を生み出してきました。今回ご紹介するのは、絵心いらずの「オブラートアート」。「私は絵が苦手」「私にはセンスがない」と思っている方こそ必見です。

トーストアート史上、最もセンスが問われない?

 みなさんこんにちは。

 神戸在住、フードコーディネーターの森映子です。

 みなさま新年度も始まりお疲れでておられませんか?

 うちの家庭内リズムもがらりと様変わりしました。

 娘たちが高校生と大学生になったら

 朝もはよから家族は出払ってしまうものと思っていましたが・・・

 大学生って出かける時間にバラつきがあって自由人っぽいとこがあるんです。

 今日は3限目だけだから楽勝、とか言って起きてくる時間が遅いと

 こちらとしては調子が狂ってしまします。

 その変わり夜は見事に不在ですね。

 新歓(サークルの新入生歓迎)やらバイトやらで家の晩ごはんを食べることはほぼ無し。

 体調は気になりますが若いので大丈夫でしょう。

 かたや新高校生、念願のJKになった次女は

 地域の中から飛び出て電車通学になりもはや息切れ中。

 どうしても通学途中の長い長い坂道が嫌なんだそうです。

 彼女は必ずと言っていいほど毎年5月に高熱(知恵熱)をだすので

 そろそろ身構えておくことにしましょう。

 どうか新しい環境の春を迎えられた皆様が早く順応して楽しい毎日を送られますように!

 さて。

 今回のコラムでは「オブラートアート」というトーストアートをご紹介します。

 今までにも「柄トースト」「焼きチーズトーストアート」について書いてきました。

 なんだかすっかり「トーストアーティスト」みたいですね。

 オブラートアートは通称「オブアート」とも言いまして、その名の通りオブラートにお絵かきして貼りつける手法なんです。

 出来上がった作品を見るとどうやってるんだろう?とか難しそう、と思われるかもしれませんが、実は今までご紹介してきた中でも一番「絵心」のいらないアートだと思っています。

 このコラムを読むとアートな朝ごはんを作りたくなること間違いなし!ですよ。

SNSで大ブレイク。アレンジ自在、コンビニアイス。

 と、その前に。

 この春にインスタグラムで大ブレイクした「たべる牧場ミルク」というアイスはご存知ですか?

 これは大手コンビニのファミリーマート・サークルK・サンクスで数量限定として2017年10月24日に発売されたアイスです。

 パッケージは愛くるしい牛さんのシンプルな容器なのですが、そこにフルーツやソース類、はたまたお菓子を乗せるアレンジが、SNSで話題になった大ヒット商品なのです。一時は売り切れ続出で購入も難しかったんです。

 例にもれずうちの姉妹も流行りに乗っかりました!

 これはアイスの上にたっぷりの苺とラズベリーソースを乗せてホイップを絞ったアレンジ。

 私がお菓子作りに使うために隠し持っていた「たべっこどうぶつビスケット」のCOW=牛を乗せられてしまいました。

 こちらは別アレンジ。

 同じく苺とソースをたっぷりかけた上から抹茶のロールケーキ(市販)を置いて

 その上に100円ショップで買ったミニチュアの牛と柵を乗せたもの。

 アレンジを楽しんでいる姉妹を横目に、

 いっちょ母親も参戦!と鼻息荒く準備に取り掛かりました。

 アイスにフルーツでアレンジ?

 いいえ。トーストアーティストは食パンで勝負です。

 それどころか現物のアイスさえも使いませんから。

 ちょうど良い機会なので先にお話ししたオブラートアートと絡めて作っていきましょう!

「オブラートアート」を作ってみよう!

 まずはざっと材料です。

●材料
 ・オブラート
 ・フードペン
 ・クリアファイル
 ・あれば食品対応除菌スプレー

 薬局で簡単に手に入るオブラート。

 幼いころ、これで粉末の薬を飲んでいた記憶がうっすらありますが

 まさか食パンアートに使うために購入することになろうとは・・・。

 しかも売り場に3種類くらい並んであることにビックリです。まだまだ需要はあるんですね。

 オブラートの原材料はジャガイモのでんぷんなので安心です。

 フードペンとは食用のインクでできており、アイシングクッキーやチョコレートに文字や絵柄を描くのに使うことができる「着色ペン(デコペン)」です。

 製菓材料店やネットで購入できます。

 そしてアイス、ではなくてアイスの蓋。

 そう、この蓋に描かれた絵をデザイン画として使うのであります。

 蓋をクリアファイルに挟み、表面を除菌スプレーでキレイにふいて乾かしたら

 オブラートを乗せます。あとは上から絵をなぞっていくだけ!

 絵心は全くいりません。

 ちゃんと蓋に描かれた細かい文字も写し取るとよりリアルなオブアートになります。

 あとは食パンの上にサワークリームやホイップクリームで

 アイスの蓋と同じ形・サイズを描きます。

 その上から先ほどのオブアートをそっと乗せると・・・・・

 オブラートは透明なので・・・まるでクリームに絵を直接書いたように見えますね。

 朝からクスッと笑える可愛いトーストの出来上がり!

 自分で書く絵ではなく転写しただけなので誰でもできるというわけなんです。

 こんな感じでオブアートは、他のいろんな食品にも載せることができます。

 ハムやチーズ、お弁当のごはんの上など平らな面があればOKです。

 デザートのプリンの上に乗せてもカワイイ♪

 そしてこんなところにも!

 コップに入った牛乳の上!

 (ただし水分の上では時間の経過とともにオブラートがシワシワになってくるので

 早めに写真を撮って美味しく飲んでくださいね)

 いかがですか。オブラートアートの世界。

 フードペンやアイシングクッキー用の着色料は絵の具なみに種類豊富ですから

 油絵のような絵画を描くこともできます。

 またお子様や飼っているペットの写真をクリアフアィルの下に挟んで、似顔絵描きを頑張ってみるのもいいですね。

 一から書くわけではないのでハードルは高くはありませんよ。

 いろんな種類の「トーストアート」が派生して広まっています。

 最後には美味しく食べられるのですから一石二鳥ですよね。

 ぜひ皆さんもクスッと笑顔になれるおうちごはんにチャレンジしてみてくださいね。