家事もお料理も苦手な私が変わったきっかけ

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2018/05/12 12:00

週末には3×3の朝ごパンを作り、家族で楽しんでいるayaさん。でも、Instagramを始めるまでは家事が苦手で、趣味もなく、時間に追われてばかりだったそうです。ayaさんがお料理や家事を楽しむようになれた理由とは?

植物が目を楽しませてくれる季節ですね

 こんにちは。新年度を迎え、新しい生活がスタートしましたね。真新しい大きなランドセルを背負って登校する1年生を見ては、とても微笑ましく感じるとともに、3年生と5年生に進級したわが娘たちの成長を改めて感じます。

 ついこの間まで雑草すら生えてこない殺風景だった庭が今は、ラベンダーやオオデマリなどの花が咲いています。また、ドウダンツツジの新芽にアジサイの蕾など様々な植物から、初夏を感じることができるようになりました(そしてグランドカバーのように地面を埋め尽くす雑草も……)。

 「あぁ、可愛いなぁ、綺麗だなぁ……」と庭の花や木々の成長を見るのが、帰宅後の楽しみです。

 でも、これは以前の私では考えられないことなのです。

 こんな私の変化に母は笑います。

 「あやちゃんが、お花に興味をもつようになるなんて~!あら、お料理も、お菓子も、おうちの片づけも……人間て変われるものなのね~。うふふ♪」と。

 そうなのです。

 私はまったくと言って良いほど、家事ができない人間でした。お料理も結婚するまではほとんどしたことがなく、夫には結婚当初「まずい!」と言われて残されたことが多々ありました(笑)

 お菓子作りなんてまったくしないし、お花を買おうなんて思ったこともなく。片づけはさらに酷いもので、表面的には綺麗にしていても見えない場所に隠す適当さ……。親友が一人暮らしをしている家に遊びに来た時、押し入れのドアを開けた途端に、荷物が雪崩のように次々と落ちてきた経験もあるほどです(笑)。この点は今も課題ではありますが……。

みんなに等しく、1日は24時間

 今までのことを振り返ってみると、Instagramを始めるまでの私は仕事、家事、育児と忙しさに追われる日々で趣味という趣味がありませんでした。お花を見つめる心の余裕も、手作りお菓子を作りたいという気持ちもなかったのです。そして家中は散らかり放題でした。

 食事も忙しさにかまけて手抜きの日々。おまけに平日に蓄積されるストレスで週末はいつもモヤモヤした気持ちで過ごしていました。そんなだらしない自分を変えたい、このままでは母親としても駄目だとどこかで思いつつ、日々は過ぎていきました。

私のインスタアカウント。こんなお料理を自分が作るとも思っていませんでした。
私のインスタアカウント。こんなお料理を自分が作るとも思っていませんでした。

 そんなある日、写真加工がおしゃれにできるアプリとしてInstagramの存在を知ります。Instagramの世界には、沢山の素敵な方の暮らしや美味しいものが溢れいて、荒れ果てた我が家からはかけ離れた、輝かしい世界が広がっていました。

 素人とは思えないほどクオリティの高い料理やスイーツに驚きの連続。

 「えーっ! これは自宅?」

 「お店屋さんのではなく、手作りのケーキ?」

 「これが、おうちのごはん!?」

 しかも、よくよく見ていけば、同じフルタイム勤務の方でもそんな日々の食事やスイーツを投稿しているのです。

 「みんな与えられた時間は同じ24時間。どうしてこうも違うのだろう……」そう思うと同時に、「私にも(完成度は別として)同じことをできるチャンスがあるってこと?」とも思えたのでした。

 けれど、最初は意欲だけが先走りし、実際は日々の生活を送ることが精一杯でした。私には夜ごはんやスイーツを完璧に作る技量もないし、時間もないと感じていたのです。

 いつもなら、こんな時は心で思っていても、行動に移すことができませんでした。でも、そのころの私は毎日メソメソ、ストレスに押しつぶされていた自分をどうにかして変えたかったのです。

 そこで思いついたのが、平日に時間がないなら、とりあえず週末に何かを作ってみよう、ということでした。

 「いつも険しい顔をして、イライラしているお母さんよりも、子供と楽しく笑うことが多いお母さんでありたい! 一歩踏み出せば何かこのモヤモヤから脱出できるかもしれない……!」

 そんな期待を胸に今までの生活になかったお菓子作りを週末限定で始めました。こうして週末のお菓子作りがスタートし、のちに3×3の朝ごパンが誕生しました。

失敗、もちろんします。でもね……

 最初は要領も悪く失敗はつきものでした。しかし、9種類の朝ごパンやお菓子を毎週継続して作れたのは、その行動が楽しくて仕方なかったから。そして何よりも娘たちの反応が嬉しかったからです。

その頃作ったパン。

 週末に3×3の朝ごパンやお菓子作りをすることで、平日に溜まったストレスを発散することができたのでしょう。週末の間はストレスを感じることが徐々になくなっていったのです。

 また、平日も趣味のことを考えたり、同じ趣味の人とInstagramで会話したりすることで、ストレスを抱えているということを忘れさせてくれました。

 さらに、お菓子作りや朝ごパン作りを続けることが、私の考え方を変える大きなきっかけにもなりました。それは「できる、できない」ではなく、「やるか、やらないか」ということ。「いいな~すごいな~」「私にはできないな~」と眺めている間は結局、何一つできないままだったのです。

 一歩踏み出してやってみると、案の定いろいろと失敗しました。しかし、失敗したから悔しいという感情が生まれ、あそこをこうやっていればと反省し、次こそは……と前向きにチャレンジする気持ちにつながり、結果、少しずつできるようになったのです。

 一つのことができるようになると、さらにいろんなことにチャレンジしたいと思うようになりました。「できないと思っていたことができたんだから、これもできるようになるかもしれない。あれもこれもやってみたい!」と。以前のメソメソしていた私の姿は徐々になくなっていたのです。

まず3週間、毎日続けてみます

 しかし、これまでの生活リズムの中に突然新しいチャレンジを組み込んでしまうから、今度は、今まで継続していたことができなくなったり、「あー時間が足りない」と頻繁に思うようになってしまいました。

 そこで、起床時間を1時間早め、毎日の家事をルーティン化することに決めました。私の思うルーティンとは毎日決まった時間に決まった方法で継続して行うことです。行動を習慣化させるといったものでしょうか。

・起床(4時50分)  
・朝の身支度
・朝ごはんの準備
・食事
・お弁当作り
・食事の片づけ
・子供たちのお見送り
・お風呂の掃除

 ここまでが、以前の出勤前までの行動でした。家事をルーティン化させるようになって出勤前までにできるようになったことは……

・洗面台の掃除
・トイレ掃除
・掃除機掛け
・晩ごはんの仕込み
・花のお水交換、お手入れ

 これらも、出勤前までの行動の中に組み込まれるようになったのです。

 「新しいことにチャレンジしたい時は3週間続けると習慣になる」と本で読んだことがあり、私もひたすら3週間続けてみました。イレギュラーなことが起きて、決まった時間にできなかった時は後からでも、簡単にでも良いから毎日続ける。そうやって継続する努力をしました。

 以前よりもやることは増えているのに、行動が習慣化されると身体が勝手に動くようになっていきました。不思議です。

 これには夫の協力も必要不可欠で、ゴミ出しや洗濯は夫にお任せしています。すべてを私がこなしているわけではありません(笑)

楽しいこと、辛いこと、全部が糧になります

 まだまだ時間が足りないという口癖は直りません。他にも改善点が沢山ありそうです。でも、職場から帰宅すると、自宅が荒れ果てている状態ではなくなったので、イライラした気持ちも湧かなくなりました。また週末に一気に片づけをしなくて済むので、ゆとり時間を確保でき、平日にできなかった作業をしたり、娘たちとのお出かけを楽しめるようにもなりました。

 一番嬉しかったことは、綺麗な状態を保てると私の機嫌が良いので(笑)、家族も率先して片づけるようになったことです。「あー、おうちが片づいていると気持ちが良いね~!!」と娘たちに毎日のように語りかけています(笑)

 これもすべて3×3の朝ごパン作りをきっかけに変われたのだと思います。

 私が人生を振り返っていつも思うことがあります。

 「すべての経験が私を作り上げている」

 誰にでもあると思いますが、私も辛い経験があります。辛い経験をしたからこそ、行き着く答えがあり、そんな経験が積み重なって、以前よりいろんな考え方ができるようになりました。また、昔思い描いていた未来像とは違う人生を歩むようになり、記憶を辿っていくと、あの辛い経験があったから自分は変われたのだと思うのです。

 もちろんこれは辛い経験だけではなく、努力してきた経験も同じように考えています。どんなに辛い時も「乗り越えたい」と前向きに考えることを決して忘れないようにしました。乗り越えるために考えた時間と行動はまったく無駄なものはなく、すべては今を生きるために大切な経験だったのだ……と思えるようになりました。

 新生活を始めると楽しいことだけではなく、試練もつきものです。でも、そんな試練も含め、自分を成長させるための過程なのだと捉えるようになれば、これから先の人生はもっと楽しくなる。そう私は信じて前に進んでいきたいと思います。

発見! お食事パンケーキ

 実は、今回のテーマは私の「発見」です。今回もとてつもなく脱線したのコラムとなりました(笑)

 ですので、最後に、3×3の朝ごパンを作っていくうちに発見し、改良したお食事パンケーキのお話を。

 最初はあまーいパンケーキに食事系のおかずをのせたところ、家族からは「生地とトッピングが合わない!!」と大ブーイング。

 そこで考えたのがお食事パンケーキでした。

 砂糖の量を減らし、マヨネーズとヨーグルトと塩を新たに加え、甘くないけれど、甘いトッピングにもおかずにも合うような生地を考えました(編集部より:詳しいレシピは光文社さんから出ている『かんたん! かわいい! 3✕3の朝ごパン』に掲載されています)。

 どのパンを食べるかは家族みんなで、じゃんけんで決めています。さぁ、今日もチョキを出して負けちゃうのかな? と思いつつもチョキを出します。ワイワイとしたこの日曜日の朝ごはんは私にとって特別な時間です。