個人宅でのお片づけサービスをはじめた、ミニマリストのやまぐちせいこさん。片付けができないという依頼人の行動を観察していると、ある原因が見えてきたそうです。それは物の整理より前に対策すべきことでした。

片付かない理由の根源

 家が片付かないという方に、家が片付かない理由をお聞きすると「物の整理の前に、思考の整理のほうに、問題の根っこにありますね」となる場面が多々あります。

 最近出会った例は、とにかく刺激に弱い。刺激に過剰に反応してしまうことが原因で片付けができない方でした。

 電話が掛かってきて、電話の内容に意識が飛んでしまい、そちらの対応を始めてしまう。突然、思い出したかのように掃除を始めてしまう。家族に話しかけられて、そちらに気がいってしまう……。

テレビの有無で進捗が変わってしまう場合も
テレビの有無で進捗が変わってしまう場合も

 実は3月から、お片づけサービスとして個人の方のお宅へ訪問を始めました。一緒に片付け作業をする中で、お客様が片付けではなく、突然他のことを始めてしまうことがあるのです。

 そうなってしまうと、10分、20分、30分……と一緒に作業できる限りのある時間がどんどん減っていきます。しかし、私にとってはお客様のこの行動こそ、一番見るべき行動として注目します。

片付け作業が続かない

 時間内に多くの物と場所をスッキリさせる! という物の移動としての片付けですと、お客様が違うことを始めてしまうことは、作業として大ダメージです。

 ですが、私の仕事は単に家を片付けるのではなく、「何が片付かない原因なのか?」を探る必要があります。そのため、「依頼者の片付かない原因を探る」という視点に立つと、この時間は大きな利益を依頼者と私にもたらしてくれます。

 なぜなら、目の前で起きていることこそが、片付かない原因の一つだからです。

 友人の奥様の話ですが、

 「うちの奥さん、片付け始めると余計に家が散らかっちゃうんですよね。本人もそのことですごく悩んでいます。物を出すは出すんです。でも、途中で違うこと始めてしまって、夕方に部屋はグチャグチャ。片付けないで、散らかしてどうするの? ですよ(笑)」

  • 1
  • 2

やまぐち せいこさんの記事一覧

もっと読む

これもおすすめ