余裕がない人にこそ、植物は優しい

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2018/05/22 12:00

5月は植物がグングン育ち、田植えも始まり、まさに育つ月。ご家族で「にこにこ農園」を運営するTomomiさん(@tomomi_nikoniko)は農家として自然と触れることで、お店に並ばない野花の魅力に気づいたそうです。

農家にとって5月はね

 みなさん、こんにちは。にこにこ農園のTomomiです。5月の風は初夏の風。カラリとさわやかな季節ですね。

 5月の農家は、田植えが一番メインのイベントです。そこで、今回は田植えのお話を少し。

4月の田んぼ。田植えは5月だけど4月の中頃くらいから準備を始めます。
4月の田んぼ。田植えは5月だけど4月の中頃くらいから準備を始めます。

 うちは2ヵ所(少し離れたところに)田んぼがあります。一つは「コシヒカリ」。5月の始め頃の田植え(早生 わせ)です。もう一つは豊田のブランド米「大地の風」です。こちらは5月20日頃の田植え(遅 おく)です。

 コシヒカリは8月末から9月の始めに収穫し、大地の風は1ヵ月ほど遅く、10月10日頃の収穫です。

 同じぐらいの大きさの田んぼですが、収穫量は倍近く違います。コシヒカリのほうが、量が少ないんです。どうしてだと思いますか?

 答えはね……

 コシヒカリのほうが1本の稲穂につく籾米(もみごめ)の量が少ないのです。同じ面積に植えても収穫量が違ってくるので、コシヒカリのほうが値段も高くなります。

 うちの減農薬米は田植えから10日ほどで1回、除草のために農薬を使用します。その後は害虫対策の農薬は使用せず、草刈り機で草刈りすることで、虫の住みかを少なくし、除草剤も使用しません。

 米作りは、台風や水不足など心配が続きます。田植えから稲刈りまで無事に終わるのは、農家にとって、本当に祈りです。

集落で協力しているんです

 さて、2ヵ所で違うお米を育てていますが、どうして違う種類を育てているのだと思いますか?

 答えはね……

 周りがその品種のお米を作っているからです。

 ??

 周りが作っているから? どうしてでしょう?

 お米はその土地、気候に合うものの他に、早生、遅など、お米の種類によって収穫の時期が少し違ってきます。自分だけ違う収穫時期のものを植えると、鳥の被害に集中して遭います。

 周りと品種を合わせることで、まんべんない被害となり、結果、一軒一軒の被害も少なくて済みます。昔からの知恵ですね。

 集落で一斉に田植えや稲刈りをするのもそういう理由もあります。なので、田んぼ2ヵ所2種類のお米を作っています。

 今年も無事に田植えが終わりました。ありがとうございます。

お花もグングン伸びますよ

 さて、話は少し変わり。みなさん今、何に興味がありますか?

 その時その時で、今、大切にしたいことが人それぞれありますね。

 私の場合10代20代はファッション。30代は食や子育て。40代は自然、ナチュラル(気持ちがね)。そしてどの世代でも、本と花は、私にとっては無くてはならないモノでした。

 今、咲いているお花はなんでしょうか?

 日本は北から南まで、咲いているお花・植物はまるで違いますね。野菜と同じ様に旬があります。みなさんのインスタのお花の写真を見て一人、にまにましています。(にまにまタイムと呼んでいます 笑)

 「サボテンでも枯らすよ。わたしゃ」と自信があった私も、花屋に勤め、花1本。植木鉢1個。買って育てているうちに、花のある暮らし。

 他のことは、ちゃんとしていなくても(いいんかい!!)、たとえ暮らしが苦しくても1本の花を。

 を自分の合言葉に、帰るだけの部屋であった独身の頃から花を飾っています。

 そして、今。旬の野菜を売る朝市で、畑や庭で育てた花も売っています(花も野菜と同じで種をまき、季節の花を育てます)。

畑で咲いたパクチーの花。
畑で咲いたパクチーの花。

 5月だと、藤やバラが見事!! 可愛いすずらん、芍薬、ハナミズキや、香り良いハーブ……ラベンダー、ミント、ローズマリーなども、もっさもさに育っています。

こちらはバラ。まさに大輪!
こちらはバラ。まさに大輪!

 この後には、あじさい、スモークツリーなど、大好きな花が待っています。

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