飲みもので、麦の違いを楽しもう

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2018/05/18 08:00

麦には無限の可能性がある。そう考えるキリンが、新しい麦の飲みものを開発しました。一体、従来とは何が違うのでしょうか?

 近年、素材を楽しむ人が増えています。

 そんなふうにいうと肩肘を張った印象になって、自分は関係ないと思うかもしれません。けれど、意外と身近なところにも素材の違いを楽しむ方法が広がっています。

 たとえば、カカオの違いを楽しむビーントゥーバーや、発酵方法の違いを楽しむクラフトビール。他にも、はちみつや岩塩、お野菜の通販などなど。

 そんな風潮の中、キリンが「麦」を楽しもうという提案を始めました。

 一口に麦といっても、様々な種類があります。

 さらに、焼き方などの加工方法も多様です。

 これらを掛け合わせることで、同じ素材でも様々な味わいを楽しめるというのです。

 そんな麦の違いを楽しむためのドリンクとしてキリンビバレッジが開発したのが「キリン 麦茶」と「麦のカフェ CEBADA(セバダ)」です。

 先日、商品発表会があったので試飲をしてきました。それぞれどんな飲みものかご紹介したいと思います。

麦を膨れさせたり、はじけさせて作った麦茶

 麦茶といえば、ヤカンで大量に作る、麦を煮出した濃い茶色の香ばしいお茶。そう思っていませんか?

 ちょっと苦味があるのも特徴ですね。

 そんな麦茶の雑味や苦味の原因は麦の外皮(外殻)。つまり、麦を一皮剥いてしまえば麦の甘さと雑味のないおいしさが残るのです。

 そこで今回登場したお茶は、外皮をむいた麦(はだか麦とむき麦)を一部使用し、さらに麦を膨れさせたり、はじけさせたりする焙煎方法を用いることで、甘いのにスッキリした味わいを実現させています。

上段左側が新しい麦茶。右側は比較用の麦茶ですが、色が全然違います。
上段左側が新しい麦茶。右側は比較用の麦茶ですが、色が全然違います。

 実際に試飲してみたところ渋みや苦味がないので、お水のようにサラッと飲めました。いつもの麦茶とは全然違います。

 でも甘みを感じるので、「口に残らないサラッとしたものが飲みたいけど、水じゃないんだよな~」というシーンにはピッタリかもしれません。

カフェイン断ちにピッタリ? な麦コーヒー

 「麦コーヒー」は大麦を焙煎・抽出したドリンクで、スペインではAgua de Cebada(アグア・デ・セバダ)、イタリアではORZO(オルゾ)という名で親しまれています。

 「麦のカフェ CEBADA(セバダ)」はこれらのドリンクからインスピレーションを受けたもの。

 大麦と大麦発芽をコーヒー用の焙煎機で極限まで深煎り焙煎して、コクと香りを引き出しています。抽出はスペインの手法を参考に、粉砕した大麦を丁寧にドリップする方法をとっています。

同じ麦でも焙煎度合いで抽出した時の色も香りも全然違います。
同じ麦でも焙煎度合いで抽出した時の色も香りも全然違います。

 試飲してみると、スッキリした苦味とコクに麦の香ばしさが加わった、コーヒーとも違う新しい飲みものという感じがしました。

 会場に焙煎士で福岡にある「豆香洞コーヒー」のオーナーである後藤直紀さんがいらしていたのでお話を伺ってみました。

 「焙煎は陶芸に似ていて、味見ができない。窯の中の化学反応を予想しながら進めていく作業です。そこが難しさであり、楽しさ。私も実際に30種類ほど麦の焙煎をテストしてみましたが、時間と共に味と香りが変化する点ではコーヒーに似ていると思います」と語る後藤さん。

 反対に、コーヒーと麦コーヒーの違いを聞いてみると、「麦コーヒーは最初からノンカフェインだから、本当に自然なスッキリさを感じる」とのこと。

 カフェインレスのコーヒーも増えてきましたが、それらは本来含有していたカフェインを抽出・除去したコーヒー豆を使用しています。そのため、コーヒーが大好きな人によっては「何か足りない」と感じてしまうのだとか。

 その点、麦コーヒーは麦コーヒーならではのおいしさ・スッキリさがあるので、口にした際の違和感がないとのこと。

 なるほど、コーヒー好きならではのご意見です。

 コーヒーを好んで飲んでいたけれど、妊娠や健康を気遣ってカフェインレスを始めた人は、特に満足感を得られる飲みものかもしれませんね。

 以上、麦の違いを楽しむ新しいドリンク2種類のご紹介でした。

 なお、麦茶は5/15より発売が開始されており、CEBADAは7/24発売予定です。

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