子どもの勉強について、「大丈夫かな」と不安になることがあったら、こんな本がおすすめです。親子カフェや学習塾、体操教室を経営しながら、3人のお子さんを育てている山田さんが教えてくれました。(写真=iStock.com/Choreograph)  

親が不安で振り回されると、子どもも巻き添えになってしまうから

 早まる受験時期、教育改革で始まる英語とプログラミング……自分が小さい時と全く違う環境の子どもを思うと「大丈夫かな」と不安になることが多々あります。

 多くの情報があふれる今、何が正解かを見極めるのは難しく、自分の考えをしっかり持っていないと、情報に振り回されてしまいますよね。

 親である私が不安で、さまざまな情報に振り回されると、子ども巻き添えになる。「子どもの幸せのために、私は何を信じて行動するか?」をよく考えようと思い、ネットにある断片的な情報よりも、専門家がきちんと解説している書籍を読むことにしました。

 たくさんの本を読んできた中で、私が「実践したい」「子どもの幸せによさそうだ」と思えた3冊をご紹介します。

 この3冊のおかげで、私は不安が解消され、信じた道を進んでいます。あくまで私の個人的な視点で選んだものですが、参考になれば幸いです。

おすすめ本その1「子育てハッピーアドバイス」シリーズ

『子育てハッピーアドバイス』シリーズ(一万年堂出版 刊)
『子育てハッピーアドバイス』シリーズ(一万年堂出版 刊)

 精神科医である明橋大二先生の大ヒットシリーズです。これはまだ私の母が生きていたころに勧めてくれたもので、これを読んだ母も「子育ての時にこれを知っていれば……」と言っていたほどでした。

 本のすべてを実践するのは難しい、その通りにはいかない。わかります。そうですよね。

 でも、この本を読んでよかったことは「子どもの気持ちが前より想像できるようになった」ということです。

 子どもがどういう気持ちでいるのか? どうしてそういった行動をするのか? その裏にある子どもの本音が精神科医である明橋先生がたくさんのお子さんをみた経験から書かれています。

 これを読んでから以前よりも子どもの気持ちによりそって想像できるようになりました。そうすると、イライラも少なくなり、どうしたらいいかなと冷静に考えることが多くなりました。

 シリーズの中でもいろんなシチュエーションや年齢などに合わせてあるので、気になった部分から読んでみるのがおすすめです。

 マンガがついていて非常に読みやすくまとまっているのですが、もっと読みたい!!!と思うものばかりです。

おすすめ本その2「自分から勉強する子の親がしていること」

『自分から勉強する子の親がしていること』 (さくら舎 刊)読みこみすぎて表紙がなくなりました
『自分から勉強する子の親がしていること』 (さくら舎 刊)読みこみすぎて表紙がなくなりました

 こちらは子どもが小学生になったくらいに「さて、勉強とどう向き合っていけばよいのか……」と考えた時に参考になった本で、いまでもこの本の中身をできるだけ実践しています。

 親ならだれでも「勉強がすき」って言ってくれたら嬉しいですよね。いまの社会は情報がどんどん更新されていくので社会人になっても勉強は必須となります。

 そのときに「勉強きらい」ではずっと苦労することになってしまうかなと。本来、「なにかを知る」ということは楽しいことであり子どもも好きなはず。

 ここで親である私が本人のためとはいえ、やりすぎてしまい「勉強きらい」になってしまうのは絶対に避けたい!と思いました。

 では、学校の先生でもなく塾の先生でもなく、親としてできることってなんだろう? ということにこたえてくれる本です。

 特別なことをしなくてもよい。「一緒に勉強することから始める」というとてもシンプルなことなので「私が教えなきゃー!!!」という無駄な気合が不要というのが良かったです。

 ほかにも「集中力を持続させる方法」「志望動機を見つける話の聞き方」「やる、やる!と口ばかりな時は?」などなど、日常的にある場面で役立つ具体的なアドバイスが満載です。

おすすめ本その3「子どもを本好きにする10の秘訣」

『子どもを本好きにする10の秘訣』(実務教育出版 刊)
『子どもを本好きにする10の秘訣』(実務教育出版 刊)

 私自身が無類の本好きで、本からたくさんのことを学び、助けられてきました。だから、子どもにもその世界を知ってほしい!タイトルの通り「本好きになってほしい」と思っています。

 生まれつき本が嫌いな子どもは一人いない。という言葉どおり、本に興味関心を持たせるちょっとしたコツが紹介されています。

 つい、親がやってしまいがちな「泣ける話を押し付けない」とかとても勉強になります。

 もう上の子は小学5年生ですが「読み聞かせっていつまでするの?」とか思っていたのですが、「読み聞かせは耳からの読書」「何歳でも構わない」とこの本で知ってから、どんどんやるようになりました。

 また、とてもよかったのが「子どもを変える厳選291冊」という本紹介です。ジャンルが「命・生き方」「科学」「冒険・ファンタジー」など8分野に分かれていて、対象年齢の目安も紹介されています。

 実際に子どもにタイトルを見せて、読んでみたい!といった本を購入しています。なかなか図書館や書店には並んでいないような本も多くあり、私自身も読んでみたい!と思うようなステキな本ばかりです。

 5歳息子も初めは仮面ライダーのものを繰り返し読んでいましたが、そのうち、お兄ちゃんお姉ちゃんが読む本にも興味を持ってきました。

 逆に、実際の年齢よりも本の対象年齢が低くてもうるさく言わずにいます。大人でも疲れた時は活字ではなく写真がいっぱいのものを読みたいなーとかあるので。

フルタイムでも読書タイムはこうやって確保しています

 どうしても、フルタイムで働いているのでなかなか時間がつくれませんが、寝る前には読書タイムをとっています。私自身も本を読みたいので、子ども3人と私のそれぞれ好きな本を寝室に持ちこんで各自で読書タイム。

 各自の読書タイムは20分とか短いものです。そして寝る10分くらい前になったら、子ども達それぞれ選んだ本を読み聞かせします。私がバタバタしているときは末っ子の本を11歳息子と8歳娘が読み聞かせしてくれます。

 「本を読むのは楽しい」そんな印象を持ってくれているようです。本を読めば頭がよくなるという結果を求めるのではなく、なにより「読書が面白い」と思えて、読書によって幅広い知識が得られるようになれば、子どもの世界も視野も広がる。

 そうすると今後、大変なこと辛いこと悲しいことがあっても上手に泳いで生きていけるのではないかと期待しています。

Writer PROFILE

  • 3人の育児をしながら、お子様連れ骨盤矯正ピラティス教室・2歳お預かり体操教室を主宰。2011年から親子で利用しやすいカフェ「親子カフェjoy」もオープン。月18日程度の営業日にもかかわらず、月300組以上の親子が来店。悩みを聞いて、接したお母さんは約15000人。メルマガ読者1500人。ファイナンシャルプランナー2級(AFP)。

    母子家庭で育ち、実家なし・帰りの遅い夫、新しい土地での初めての育児に悩みながらも、育児書を100冊以上読んで実践。「自分の夢も子どもとの時間もあきらめたくない」という熱意から、時間を有効に使って夢を実現するためのスケジュール管理、家事、お金の管理などを模索。その結果、夜9時には子どもと寝て、土日祝日は子どもたちと遊び、平日のみ自宅近くの店舗で好きなことを仕事にするという夢を実現。

    フォロワーさんの声Followers voices

    Kaori Hirafuji Sakashitaさん
    Instagram:@kaori_hirafuji_sakashita
    blog:「-nihongkong-」
    「親子カフェ」を営む、パワフルな綾子さん。元々はお客さんとして知り合ったのですが、いつの間にか「子育て中の働く母」として、沢山のアドバイスをもらっています。やりたいことにフォーカスしながら、それでいて日々のよしなしごとも無駄なく丁寧に行い、地域のお母さんたちにも寄り添える、素敵な女性。全てのお母さんの味方のような存在です。

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