2歳児子育て真っ最中の、人気インスタグラマー・あさひさんによる連載。今回は、「じぶん定点観測」のススメです。

毎年、写真を撮るために出掛ける場所があります

 毎年、5月の3週目になると必ず訪れる場所があります。

 それは、友人とあてもなくドライブに出かけたとき、たまたま訪れた湖畔。

 人もほとんどいない穴場で、ベンチがポツリとあって、湖からは風が吹いて、水面に光がキラキラと反射して。静かでとても気持ちのよい景色でした。

 初めてそこを訪れたとき私は妊娠37週目。友人は、大きなお腹の私が湖を背景にしている写真を撮ってくれました。

 そのロケーションがすっかり気に入った私たちは、

 「よし!これから毎年5月の3週目に、ここに来よう!写真を撮ろう!」

 と約束しました。

 そんなふうに、何気なく撮ったのが始まりの記録写真。

 あっという間に、今年で4度目になりました。

2015年
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2016年
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2017年
2017年
2018年
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 「5月の3週目」に意味があるわけでも、その湖畔でないといけない特別な理由があるわけでもありません。

 ですが毎年、5月の3週目は写真を撮るためにその湖畔に出かけます。それは、自分にとって不思議なほど大切な行事になりつつあります。

 同じ服、同じ靴を履いて

 私は今のところ、毎年同じワンピースを着て、同じ靴を履いて写真を撮るようにしています。

 そうするとそこに流れる時間以外は、全て同じ条件の写真を撮っていることになります。

 そんな写真たちを後から見比べてみると、その時間経過がなんだかとても面白く写るのです。

 それは、さながら「じぶんの定点観測」のようなものだと思います。

 そんな「じぶんの定点観測」の日が今年もあっという間にやってきました。5月の3週目。いまや年に一度この時にしか着ることのなくなったワンピースを引っ張り出しながら、ふと「私にとってこの写真は、どういう意味があるのだろう」と、考えてみました。

 記念写真を撮るだけならどこでだって撮れるし、息子の成長を撮りたいだけなら自分がうつる必要はない。わざわざ2時間近いドライブをして、同じ服を着て同じ時期に同じ場所で、どうしてこの写真をずっと残していきたいのだろう?

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