負担をかけないランドセルの背負い方

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2018/06/06 20:00

今、子どものランドセルが重くなっているそうです。どうしたら、からだに負担をかけずに済むのでしょうか。ランドセルメーカー セイバン流のランドセルの背負いかたをご紹介します。

 子どものランドセルが重たい。最近、テレビなどでも取り上げられている問題ですね。

 ランドセルメーカーのセイバンが調査したところ、1週間のうち、ランドセルが最も重い日の荷物の重量は平均で約4.7kg。さらに、ランドセル本体の重量もプラスされると重い日では平均で約6kgのランドセルを背負って通学していることになるそうです。

 調査に協力したお子さんの約7割(68.8%)はランドセルを背負った時に痛みを感じていないそうです。でも、約3割(31.2%)はどこかに痛みを感じているそうです。

 皆さんのお子さんはいかがでしょうか?

 ランドセル重い問題の根本的な解決は、ランドセルに入れる荷物の量を減らすことでしょう。でも、こればかりは家庭の判断だけではどうにもなりません。すぐに解決できることでもありません。

 そこで、自分たちでできる対策として、セイバン流のからだに負担のないランドセルの背負い方をご紹介したいと思います。

からだにフィットするように背負う

 お子さんがランドセルを背負った時に、肩ベルトはどうなっていますか? からだに沿って調整してあるでしょうか、それとも、ゆとりができているでしょうか。

 もし後者の場合、まずはお子さんのからだにフィットするように調整しましょう。

 背中とランドセルに隙間があると、ランドセルの重さで後ろに引っ張られるので前傾姿勢になり、肩や腰への負担が大きくなってしまうんです。

 反対にランドセルと背中に隙間がなく密着していれば、下に引っ張られるため自然な姿勢が保てます。また、肩・腰・背中全体で重さを分散させながら背負うことができるので、 からだに負担がかかりにくくなります。

 さらに肩ベルトや背中の部分の接触面積が広くからだにフィットしていることで荷重を分散し、 実際の重さより軽く感じることができます。

 ですので、お子さんの成長や服装に応じてこまめにベルトの長さを調整しましょう。

 体型によっても異なりますが、目安のベルト穴は、小学校1年生の薄着の季節は上から2番目、厚着の季節は上から4番目。小学校6年生は上から6番目です。

 背負った時にランドセルが地面に対して垂直になっているか、背中にピッタリしているかをチェックしながら、調節しましょう。

荷物の詰め方

 重い荷物はできるだけからだにくっつけると歩行時にふらつくことがなく、また余計な体力を使わないのでからだの負担が軽減されます。

 荷物を入れる時は、重い荷物は背中側、軽い荷物は表側を意識してみましょう。

 また、ランドセルの中で教材を遊ばせないようにすると、背負う時に無駄な力が必要にならず、より少ない力で背負うことができます。

 もし、教材が少なくスペースが空いてしまう場合は、教材がグラつかないようにタオルなどかさばって軽いものを入れると良いでしょう。

これからランドセルを選ぶ場合

 来年以降に小学校に上がるお子さんがいる場合は、次の項目をチェックしながらランドセルを選ぶと良いでしょう。

 1)背負った時に背中とランドセルの間にできていない?

 2)肩ベルトと背中のフィット性、 クッション性は?

 3)歩いたり跳ねたりした時のランドセルの安定感は?

 4)からだに金具が当たらないかチェック

 前述の通り、ランドセルを背負った時に隙間なく、からだにフィットしているかどうかをチェックします。

 また、最も荷重がかかる肩ベルトや背中の部分は、できるだけ接触面積が広くなり荷重を分散する構造のものや、クッション性に富んでいるものを選びます。

 安定感のないランドセルを背負って歩いたり走ったりすると、姿勢が崩れたり、自然と安定感を求めて肩ベルトを持ちたがります。お子さんが動いた時に肩ベルトに手を添わせなくても、横揺れが少なく、グラつかないものを選びましょう。

 加えて、下ベルトが脇腹、横腹に当たるなど、金具がからだに当たって痛みを感じると、その痛みから逃れるため背負う際に姿勢が崩れてしまいます。

重りを入れましょう

 上記の項目をチェックする際は、実際に使用する教材の重さを想定した重りを入れることが重要です。小学校1年生の5時間授業では約2㎏の教材を使用します。売場に重りがない時は、500mlのペットボトル2、3本で代用しましょう。

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