梅仕事、手仕事、受け継ぎたい暮らしかた。

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2018/06/14 18:00

愛知県で農家を営むTomomiさん。6月7月は赤紫蘇を育て、梅仕事を行います。梅ジャムや梅干しを作っていると、ふと感じることがあるそうです。

梅仕事の季節は、赤紫蘇の季節

 みなさん、こんにちは。にこにこ農園のTomomiです。

 6月の手仕事は何でしょう。

 5月中旬からぼちぼち、みなさんの「梅仕事」が始まっていますね。私の住む豊田でも地のものが5月下旬頃から出始めました。

 梅のシロップ、梅酒、梅干し、去年は「さしす梅干し」なんていうのも作りました。名前の通り、砂糖・塩・酢で漬けるんですよ。

 家では梅の時期に合うように、毎年、赤紫蘇を作っています。

 3月下旬頃に種をまき、その後、定植し、6月10日過ぎの出荷を目指します。梅とのタイミングや梅の不作、豊作にも左右されますが、大体6月中旬から7月中旬までの1ヵ月、赤紫蘇メインに毎日仕事します。

 私たちが作っている赤紫蘇は、ちぢれの葉のもの。

 「とてもきれいな色が出る♪ 毎年、ここの赤紫蘇でないと!!」

 とお客様に言われるので、かなりプレッシャーがあります(笑)

 母世代のお客様、梅干し漬けのベテランさんが、口コミで広めていただいているので、ありがたいかぎり。期待に添えるように一生懸命作っています。

 梅干しに入れる赤紫蘇は、大体梅雨があける前までに入れると色がきれいに出ます。後から足してもいいし、赤紫蘇で「ゆかり」を作ってもおいしいです。

 手で揉むのが大変ですが、枝付きの赤紫蘇が良いですよ。袋に入った葉だけものとは鮮度が違ってきます。手間はかかるけど、手間もおいしさのうちです。

 今はジップロックで作る人も多いですよね。核家族だと一度にたくさん漬けられません。

 10kg~30kgの梅干しを漬ける人は、年配の方が多いです。自分では食べず、周りに配ると、たいていの方が言います。

 「喜ばれるから。楽しみにしてくれているから」

 その方の“おいしさ”を皆、知っているのですね。

 もし、お母さんやおばあちゃんや、近所の人からいただく方がいれば、少し、覚えておいてくださいね。

 私がおすすめしているのは梅1kgに対して、赤紫蘇2束。葉にすると350gぐらいでしょうか? 1束、250~280円ぐらいの赤紫蘇です。

 梅の木があるから、梅の実があるから、で梅干しを30kg漬ける、配るというだけではありません。10kgの梅に対して20束、赤紫蘇を入れるとしたら、赤紫蘇を枝から摘んで揉むだけでも大変です。1日仕事です。時間とお金と愛がたくさん、つまった梅干しです。

 どうか良かったら、梅の木から梅を収穫するところから手伝って、梅干し作をお任せせず、教わってくださいね。

 ばあちゃんの味を受け継ぐことは、手作りをいただいた私たちができる恩返しだと、私は思います。

 作っている人と向き合い、色んなお話を聞きながら教わると、手間を惜しまず、作る心も学べると思います。

赤紫蘇ジュース

 赤紫蘇はその他にも、赤紫蘇ジュースを作ったりします。さっぱりして、暑い時期の飲み物として常備しています。レシピをご紹介しますね。

●材料
赤紫蘇:1束/レモン:1個/はちみつ:200cc(1カップ)/湯:1.5リットル

【1】赤紫蘇を枝から摘み、よく洗う。
【2】湯1.5リットルを沸す。
【3】赤紫蘇を入れて2~3分ほど煮たら、赤紫蘇を取り出す。
【4】火を止め、レモン1個分の汁、はちみつ1カップを入れてできあがり。

 これを茶こしでこしながら容器に入れたら、冷蔵庫へ。

 保存期間は5日間ぐらいを目安に。

 濃い目に作って、飲む時に氷を入れて飲むと良いです。さっぱりして、クエン酸も摂れて、疲労回復効果もあります。熱いうちに寒天を入れてゼリーを作ったりもしますヨ。

/赤紫蘇ゼリーはさっぱり味
赤紫蘇ゼリーはさっぱり味
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