翻訳家でお菓子ブログを主宰している森嶋マリさん。これまでに様々な国の食のスタイルとお料理を紹介してくれました。今回の舞台はスペイン。小皿料理「タパス」でスペインへ旅をしてみませんか?

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悪魔の魚? 西洋で嫌われるタコ

 こんにちは! お菓子ブログ〈Single KitchenでSweetsを〉のmarinこと森嶋マリです。

 みなさん、タコはお好きですか?

 日本人ならたいていはタコを食べられるはず。といっても、好き嫌いはあるでしょうから、タコは苦手という方もいるでしょう。でも、「タコを食べるなんて信じられない!」と言う人はまずいないと思います。

 もちろん私も子供の頃からタコを食べてました。

 ところが、小学生のときに読んだ本に、「西洋人はタコを食べない」と書かれていて、人生初のカルチャーショックを受けました。

 実際には、“西洋人”とひとくくりにしてしまうのは大ざっぱ。ヨーロッパでも北のほう、イギリスやドイツ、北欧などではタコを食べる習慣がありません。それどころか、タコは忌み嫌われているようです。

 その理由としてよく挙げられるのが、旧約聖書に「水の中にいるもので、ひれやうろこのないものはすべて、あなたがたには忌むべきものである」と書かれているからというもの。そのせいなのか、英語ではタコはデビルフィッシュなどと不吉な呼ばれ方をしています。

 でも、ここだけの話、ほんとうは宗教的なことではなく、見かけの問題が大きいような気がします。さもなければ、慣れの問題かもしれません。だって、ヨーロッパでも南のほう、地中海沿岸の国々ではよく食べられてますから。

 さて、子供の頃に「タコを食べない人がいる!」ことにショックを受けた私でしたが、その後、「スペインではタコを食べる」とわかると、スペインの人たちに親近感を抱くようになりました。単純ですが、同じものを食べる同士のような気分になったんです。

スペインではタコを食べます
スペインではタコを食べます

 前置きが長くなりましが、そこで今日のテーマのタパスです。

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2019/08/23 11:10 /article/detail/574