夫婦共働き、どちらも遅くまで仕事でくたくた。そのなかで子育てをするyujiさん(@kito_kurashito__)。妻のこと、子どものこと、生活のことを考えた結果、ある選択をしました。妻と自分、子どものお弁当を作る男性のライフストーリー。

わたしが弁当を作ることになったワケ

 普段、午前5時頃に起床して、ほぼ毎日、こんな弁当を作る生活を送っています。

 わたし37歳、妻、長女4歳、長男3歳、家族4人。

 毎日騒がしく、楽しく暮らしています。

 2人の子ども達が保育園に上がると同時に、妻が職場へ復帰したことで、これまでの穏やかな暮らしが激変する忙しさとなりました。

 日中は仕事、帰宅すれば家事に追われる妻の姿。このままでうちは大丈夫なのかと考えた結果、家事の半分を自分がやると妻に宣言しました(実際に、わたしがどの程度やれているか正確にはわかりませんが……)。

 では、どの家事を担当しようか。

 朝の保育園の送りはわたし、お迎えは妻。職業柄、夫婦ともに仕事が終わる時間が遅いため、お迎えもクラスで最後になってしまう日々が続いていました。

 妻達が自宅に帰り、それから夕飯の準備をする。食事を終えるのが20時30分……ぎりぎりの生活のなかで、暮らし自体が荒くなってきました。

 これでは家族みんなに良くない、まずは衣食住の要である「食」を少しずつ丁寧にしていきたいと考えました。

 そこで、自分が毎朝早起きし、食事を中心に家事をこなそうと決心しました。

 これがお弁当を作りはじめる大きなきっかけです。

やっぱり凝った弁当が人気?

 それともう一つきっかけがあります。

 わたしは現在、暮らしに関わる仕事をしており、家事も私の仕事に直結する事柄です。そこで自己紹介の名刺代わりになるようなInstagramを作れたらいいなあと漠然と考えていました。

 そんなある日、車の運転中に「仕事から離れたらただの人」という言葉がラジオから聞こえたんです。自分に置き換えて考えてみると、自分に何が残るか、今の自分の力では社会から取り残されるのではないだろうかと寂しい気持ちと同時に、焦りが生まれてきました。

 これだけSNSが普及してきたこの時代、企業だけでなく、これまでよりも個人に注目が集まると考えています。まず自分自身の価値を高め、セルフブランディングするにはどうしたら良いか……というのを真剣に考えました。

 そのとき既に弁当作りをはじめていたので、仕事の接客や雑談のなかでInstagramでの活動(お弁当作り)も織り交ぜて話をすることで「この人、おもしろい人かも」と思ってもらうのはどうだろうと思いつきました。そうすれば、わたしに興味を持ってもらって、そこから仕事にもつながっていくかもしれない。

 そこで、同僚にInstagramの使い方を教えてもらい挑戦がはじまりました。

 と、その話を盗み聞きしていた同僚のK氏。

 自分の投稿と同時期にお弁当を投稿しはじめ、2人でのインスタバトルがはじまりました(笑)

 2人で「今日は10件もいいねがついたよ」「フォロワー30人になったね~」なんて競い合いながらインスタグラムを楽しんでいました。

 数ヵ月後、K氏の凝った弁当は、「いいね」が200件、500件とどんどん増え続け、あっという間にフォロワーが1,000人に(当時、わたしはK氏の10分の1くらい)。

 自分は完全に置いてかれました……。

 その当時はInstagramの話をするのが辛く、自分はやっぱりSNSにも必要とされていないのかなと、気持ちも腐りかけながらも、毎日妻からのお弁当評価をもらい、自身の弁当観は曲げず、試行錯誤しつつ投稿は続けていました。

 そのせいか、少しずついいね やコメントをもらるようになり、軌道に乗って今があります。

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