塩こうじといえば、日本伝統の調味料。こうじの酵素の力でお肉を柔らかくしてくれたり、タンパク質を旨味に、でんぷんを甘みに変えたりしてくれます。他にも野菜の酸味をまろやかにしてくれたり、魚の臭みを除いてくれたり、まさに万能。

一方で、米こうじを原料にしている塩こうじは粒が残った状態で売られていることが多いです。そのため、計りにくかったり溶かしにくかったり。
だから、塩こうじが便利なのは知っているけど、手が出せないというかたもいらっしゃるかもしれません。そこでご紹介したいのが「液体塩こうじ」です。

お味噌でお馴染みのハナマルキが独自製法で塩こうじを絞り液体化した調味料です。液体なので、お醤油やみりんのように手軽に扱えます(というと何だか偽物っぽくも感じますが、塩こうじを液体化しただけらしく、原料は米こうじ・食塩・酒精と非常にシンプルです)。
とはいえ、そもそも「興味はあっても、塩こうじの使い方がイメージできない!」というかたも少なからずいらっしゃることでしょう。
そこでご紹介したいのが、ABCクッキングスタジオで開講される「ハナマルキッチン2018」というプログラム。液体塩こうじを使った季節の様々なレシピを習うことができます。
2018年の8月から3月にかけて全国16会場で開催される予定です。

一人暮らしでも気軽に作れるレシピから、共働き家庭にピッタリの簡単レシピ、育ち盛りのお子さんも満足なレシピまで用意されているそうです。
これを機にレパートリーを増やしてみるのはいかがですか?
【レッスン概要】
参加費:一律2,000円(税込)
参加人数:上限40人(先着順)
詳しい情報や予約方法はハナマルキッチン特設サイトでご確認いただけます。
※レッスンの予約は、前月10日から始まります。
※メニューは開催日によって異なります。
おまけのレシピ
ハナマルキッチン2018開講を記念して、女優でヨガインストラクターとしても活躍している内山理名さんが液体塩こうじを使ったレシピを2品考案。お料理を披露してくれるというイベントがあったので、行ってきました。

どちらもおいしく、特別な材料を使わずに簡単に作れるものでしたのでご紹介しますね。
鶏むね肉のオーブン焼き レモンバルサミコ

材料(4人分)
鶏むね肉 2枚/レモン 2分の1個/パクチー 3束/液体塩こうじ 大さじ3/バルサミコ酢 適量
【下準備】
液体塩こうじが染み込みやすいように、フォークで鶏むね肉に数ヶ所穴を開ける
オーブンを200度に温めておく
【1】液体塩こうじに鶏むね肉を漬け込み、30分程度置く
【2】【1】を温めておいたオーブンで15分焼く
【3】レモンは飾り切り用に4分の1に切る。
【4】お肉が焼けたら食べやすい大きさに切ってお皿に盛り、刻んだパクチーをのせて、レモンを搾り、バルサミコ酢をかけて完成。
ちなみに、お肉を漬ける時間は内山さんが一晩漬けたり、数十分漬けたりと試した結果、一番良い塩梅になったのが30分だったそうですよ。
ラタトゥイユ

材料(4人分)
トマト 3個/ズッキーニ 1本/玉ねぎ 1個/パプリカ(赤・黄) 各1個/なす 1本/輪切り唐辛子 適量/にんにく 1片/オリーブオイル 大さじ2/ローリエ 1枚/コショウ 少々/液体塩こうじ 計大さじ4
※液体塩こうじは何回かに分けて使用するので、最初に大さじ4分を器にとっておくと良いと思います。
【1】玉ねぎはみじん切り、にんにくは包丁の腹で潰してから細かいみじん切り、その他の野菜は少し大きめの一口大に切る
★玉ねぎをみじん切りにすると、塩こうじに馴染みやすくなります
【2】鍋にオリーブオイルを温めて、にんにくと唐辛子を軽く炒め玉ねぎを加えたら、塩こうじ(小さじ2分の1)を加えて炒める
【3】【2】にトマトと液体塩こうじ(小さじ2分の1)、ローリエを入れて水分を飛ばすように炒める
【4】別のフライパンまたは鍋を用意して、オリーブオイルを加え、硬い野菜から順に入れながら炒め、液体塩こうじ(小さじ1)も入れて中~強火で7割ほど炒める。
【5】【4】を【3】に入れ、残りの液体塩こうじを足して弱火で10~15分煮る
【6】最後にコショウで味を調えて完成
内山さんは余ったラタトゥイユを冷蔵庫で冷やしておいて、翌日は(水で締めた)パスタの上にのせてパルメザンチーズをふりかけた冷製パスタとして召し上がっているそうです。他にも、茹でたパスタにひきわり納豆と少しの液体塩こうじとごま油を混ぜたものを乗せた納豆スパもおすすめとのことです!