引っ越してすぐ整えたのは、キッチンでした
2018年4月の末に、いまの住まいに引っ越してきました。
引っ越し直後というのは、荷解きやいろいろな手続きに追われて慌ただしいものですが、そんな中でいち早く整えたのはキッチンです。
新しい家が「自分たちの家」としてなじむまでにはちょっと時間がかかります。だから、まずはキッチンを使いやすく整えて、毎日の食事が「いつものごはん」になれば、早く日常に戻れるんじゃないかな、と思ったのです。
前の家とは、収納スペースの場所も数も全く違う、新居のキッチン。そんなキッチンを私がどう手早く整えていったのか、そこには、ちょっとした“コツ”がありました。

まずはコンロ近くでよく使うものを収納
我が家のキッチンは、こんな風に整えていきました。
まずは、コンロ(我が家はIHクッキングヒーターですが)の近くでよく使う道具、ステンレスのおたま・シリコンおたま・トング2本をコンロのすぐそばの壁にぶら下げました。
この時のポイントは、「よく使う」ものだけを選ぶ、ということ。例えコンロの近くで使うものでも、「ときどき使う」「ほとんど使わない」ものは、後でしまう場所を考えることにします。

鍋・フライパンはあまり収納場所に悩みませんでした。鍋3つ、フライパン2つしか持っていないし、コンロ下に深い引き出しが付いていたので、そこにすべて収めました。この3つの鍋と2つのフライパンは「よく使う」ものばかりなので、コンロ下のベストポジションに置けばOKです。
よく使うものを選び出して
さて次は、コンロ近く以外でよく使うものを選び出します。計量スプーンやキッチンバサミ、ラップ類などです。
私の場合、よく使うものは全部表に出しておきたいところですが、限られたスペースではそうもいきません。なので、コンロ下にある浅い引き出しに収納しました。この浅い引き出しは、調理中にもストレスなくサッと出し入れできるので、よく使うものを入れるにはピッタリの収納スペースです。

新居のキッチンには、他に、シンク下に深くて幅もある大きな引き出しが付いていました。
この引き出しには、シンクの近くや作業台で使うもの…ボウル・ザル、食器洗い用洗剤、ゴミ袋、炊飯器など…を入れました。ここに入れたものも、すべて「よく使う」の分類です。

というように、まずは「よく使う」ものを、使う場所のできるだけ近くに収納していくと、入れるものと入れる場所がスムーズに決まっていくんです。
他にも包丁やまな板など、よく使うものはありますが、これらの収納については、また別の機会にご紹介したいと思います。
ときどき使うものは出し入れしにくくても
では、最後に残った「ときどき使う」「ほとんど使わない」ものをどうするか。
我が家のキッチンでは、シンク下の大きな引き出しを開けると、中に浅ーい引き出しが付いていました。ここは開けるのも面倒だし、深さがないので使いにくいスペース。そこで、出番のあまりない小さめのキッチンツールを入れることにしました。

それから、床下収納も付いていたので、ここには出番のあまりない大きい道具、ホームベーカリー(お正月にお餅をつくるときしか使わなくなっちゃった)や保存ビン、夏だけ使う冷水筒などを収納することに。
快適収納を実現する2つのコツ
キッチンをもう少し使いやすく、ストレスなくごはんづくりをしたいと思っている方は多いのではないでしょうか。
だけどどこから手をつけていいのかわからない、という方、難しく考えずにまず、2つのポイントをチェックすることから始めてみてはいかがでしょう。
✔「よく使う」ものと「ときどき使う」「ほとんど使わない」ものが混ざっていないか
大事なのは、ものの使用頻度を意識すること。「よく使う」ものと「ときどき使う」「ほとんど使わない」ものをしっかり分けて、「よく使う」ものをベストな場所に入れてあげてください。
✔ 引き出しや棚を開けたとき、中のものが全部見えるか
上手な収納とは、収納グッズで仕切って美しく入れることではなく、隙間を無駄なく使いこなすことでもないのです(してもいいんですけど)。
「開けたら、中のものが全部見えるようにする」、コツはこれだけです。
中のものが見えない状態の収納は、入れ過ぎです。収納スペースに合わせて中のものを整理する必要がありますね。
コツを知って、暮らしを快適にする収納をぜひ目指してくださいね!