整理整頓や収納をするためには思考の整理が大切です。でも、考えがまとまらない時は、一歩踏み出してみることも大切。片付けサポートをはじめて、やまぐちさんは気づいたことがあるそうです。

床が見えないお部屋でも大丈夫

 お片付けを仕事にし始めると

  • 収納を習いたい人
  • 小さな改善でよい人
  • 本当に暮らしに困っている人

 様々なタイプに出会います。中には……

 「我が家は、本当にモノが多くて足の踏み場もありません。こんな状態でも、本当に来ていただけるのでしょうか?」というご依頼を受けることがあります。

 答えはYES!

 ブログへは掲載できない例も多いのですが、本当に困っている方のお宅へ訪問すると、床がある程度見えている家・床がもう見えない家もあります。

 でも、大変な案件ほど、喜びや発見が多いです。

 「すみません……散らかっていて……」という利用者様に「え! 全然余裕ですよ。モノ、少ないです。だって、ホラ。床が見えています」というと、「そそそそ、そうでしょうか〜????」と、言葉が返って来ます。

 「余裕です。大丈夫ですよ」

 声をかけ、進めるうちに空間が整理されます。少し見えていた床がグンと見えるようになり、棚も物の住所ができると空間が整い始めます。

整うと、気持ちも変化します

 利用者様へ訪問前に「片付けて、その後どうされたいですか?」という質問をすると、最初は「とにかく物が片付けく、散らからなければ……もうそれで十分です」という言葉しか出てこない場合があります。でも、空間が整っていくと、部屋を見つめながらポツリポツリと

 「ああ、ここがこうなると、シフォンケーキが作れますね」

 「あ、それはお菓子作りのラッピングなので手に取りやすいところがいいです!」

 「テーブルの上がすっきりしたね。またケーキを焼いて、ここでお茶ができるね」

 独り言のように空間を見つめながら呟く様子を目にします。

 大量にあった物を整理し、暮らしの「ああしたい・こうしたい」のストレスも削ぎ落とされ、ああしたい・こうしたい……ではなく。

 【これができる!こうする!】

 という意思の変化が生まれる瞬間に立ち会います。

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