パリ在住のマダム愛さん。フランス人が食べているサラダについて教えてくれました。おいしいドレッシングレシピも。

フランス人は野菜が大好き!

 フランス人のお野菜好きには、目を見張るものがあります。

 市場やスーパーではいつも山盛りの野菜達が売られておりますし、サラダ菜1つにしてもいろいろな種類があって、私にはどれが何だか区別がつかなかったりします。

 フランスの野菜は味が濃厚で本当に美味しい。

 日本と比べ農地面積が約6倍あるフランスは、温室栽培などをする必要がありません。そのため、自然の気候を活かして育てた旬の野菜のみが店頭に並ぶので、たっぷりと太陽を浴びて育った野菜の最高の味を楽しめるのです。

 なので誰もが野菜をたくさん食べたくなるのでしょうね。我が家でも、サラダや温野菜、野菜スープはよく食卓にあがります。新鮮なお野菜達は、生のままでいただくのが何よりも美味しいです。

サラダがメインの一皿になる

 フランス人の野菜好きの象徴ともいえるのが、カフェブラッセリーなんかに行くと必ずある”サラダ”の欄。

 え? 日本でもサラダはあるよ!なんて思うかもしれませんが、日本では何かの付け合わせとしてのイメージが強いサラダ。フランスではメインとしてサラダをいただくことがあるのです。

 サラダだけ食べるってこと?と不思議に思われるかもしれませんが、まさにその通り、”サラダだけ”を食べることがあるのです。例えば誰かがその日のメインにステーキを頼んだりするように、”サラダ”というものをメインの1つで頼むのです。

 それじゃあ、まるでダイエットしているみたいじゃない!お腹がもたないわよ~!と、どうしても日本人の感覚でいうとサラダはヘルシーなイメージがありますが、フランスのサラダは皆様の想像の遥か上を行く、かなりがっつりとしたお料理で、お腹いっぱいになること必至なんですよ。

 そんな中でいくつか代表的なサラダの名前を挙げますと、「salade de gesiers(鶏の砂肝のサラダ)」 なんかがとても有名です。

 これはメインにサラダがあるお店ではだいたいメニューにある、フランスサラダの中の代表的存在。野菜サラダの上に砂肝のコンフィがたっぷりと乗っているのです。

「salade de gesiers(鶏の砂肝のサラダ)」。ボリュームたっぷりでおなかいっぱいになります
「salade de gesiers(鶏の砂肝のサラダ)」。ボリュームたっぷりでおなかいっぱいになります

 さっぱりあっさりとしたサラダに、塩気がつよくオイリーな砂肝のコンフィ。

 これが相性抜群で、もりもりと食べ進んでしまう美味しさ。1度食べたら癖になる、そんなサラダの1つ。

 その他の有名なサラダで、いかにフランスっぽいものはと言うと、パンの上にヤギのチーズを乗せて焼いたものがサラダにドンドンドン!と乗っている「Salade de Chevre Chaud(焼きシェーブルチーズのサラダ)」なんかがあります。

フランス人に大人気の「Salade de Chevre Chaud(焼きシェーブルチーズのサラダ)」(写真=iStock.com/margouillatphotos)
フランス人に大人気の「Salade de Chevre Chaud(焼きシェーブルチーズのサラダ)」(写真=iStock.com/margouillatphotos)

 あとは、日本でもたまに見かける「salada nicoise (ニース風サラダ)」 。こちらは名前の通り、南仏のビーチリゾートであるニースのサラダなのですが、いかにもそのエリアらしく、オリーブやツナなどが乗っているサラダです。

「salada nicoise (ニース風サラダ)」は日本でも食べられますね (写真=iStock.com/haoliang)
「salada nicoise (ニース風サラダ)」は日本でも食べられますね (写真=iStock.com/haoliang)

 そう、フランスではこのニース風サラダに代表されるように、各地方ごと、その名産を使ったサラダがあるんですね。そしてそれがお店でメインの1皿となっているのです。南西フランスなんかに行ったら、サラダの上に名産のフォアグラなんかがどどんとのっていたりするんですよ。

 家族と集まり、豪華な食事をした後や、友人とレストランで暴飲暴食をした後なんかは、体をリセットさせるために、こういったサラダを好んで食べるパリジャン達(サラダと言っても、けっこう高カロリーなのですが、、、)。私がまだ日本からの旅行者だった時は、連日のフランス料理に疲れた日なんかにはよくサラダをいただいておりました。

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