穴あきタイツ、シミや毛玉も気にしない!?

イメージ写真=iStock.com/davidf
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 冬、寒くなるとタイツやストッキングをはくパリジェンヌをよく見かけます。しかし驚くことに、その多分、半分以上の女性のストッキングやタイツに穴があいているんです!

 最初は驚きましたが、あまりに頻繁に見かけるので、今では当たり前のことと思うようになりました。

 彼女たちにとっては単に、ストッキングやタイツは保温のためにはいているものであって、多少穴が空いていても、保温効果があればそれでOKなのでしょうね。

 それと似たような感じで、シミがついた洋服を着ている人も本当に多いです。毛玉だって気にしません。多少糸がほつれていても全く気にしません。

 でも、遠目はとってもおしゃれに見えるパリジェンヌたち。“パリジェンヌ”って肩書きの強さをしみじみ感じます。

 そんな彼女たちを見ていると、日本では絶対に履けなかった、着れなかった、そして捨ててしまった衣類たちを全部とっておいてパリに連れてきたら、日の目を見ることができたのにな~なんて思ったりもします。

壊れた傘も気にしないのは、モノを大切にしているから?

 そしてまた、壊れた傘をさしている人も多いのです。多少、骨が曲がっていても、穴が空いていても、雨をしのぐという役目を十分に果たしている以上、新しい傘は”必要なもの”リストには入らないんでしょうね。日本では少し雨が降っただけでコンビニで傘を買ったりしますが、そんな感覚もまたフランス人には皆無です。多少の雨ならささない人の方が多いくらい。

 (無造作ヘアのパリジェンヌたちは、髪が雨に濡れても気にしない。これまた”パリジェンヌの無造作ヘア”って書くとオシャレに聞こえるけれど、彼らの髪型って本当に本当で、単なる”無造作”なんですよ。洗いざらし、適当に1つに束ねる、そんな人たちが大半なんです)。

 これらのことって、オシャレかどうかの観点というよりも、以前もこちらの記事で書かせていただいた、物を大事にするフランス人気質というのがあるからなのかもしれません。

 パリジェンヌは実はあまり服を持っていないとかで大ヒットした本がありましたよね。あのタイトルを聞いたとき、私の中では半分納得、半分、嘘でしょ!?と思いました。

 なぜなら私のまわりのどのパリジェンヌたちもけっこうな数の洋服を持っているからです。でも、物持ちがよく、気に入ったらそれを何年でも着続けるので、じつはヘビーローテーションなのは10着くらいなのかもしれないな、とも思いました。服を捨てないから、たくさん持っているように見えるのかもしれません。

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