働きながら2人の子どもを育てるchasさんは「台所仕事」が大好きだそうです。ご紹介してくれるのは、欠かせない台所道具だという「銅の卵焼き器」で作る卵焼きのお話。また、ちょっとハードルが高く思える、銅製の卵焼き器のお手入れについても紹介してくれました。

 「明日さ、卵焼き入れてね、お弁当に。」

 娘からも、息子からも時々リクエストされる卵焼き。

 何てことない普通の卵焼きですが、実は味にはちょっとだけ自信があります。

 卵3個に対して入れるのは、きび糖小さじ1、みりん少々、醤油少々、隠し味があるとすればここにかつおぶしをぱらっとひとつまみだけ。

卵は3個。きび糖小さじ1、みりん少々、醤油少々、隠し味でかつおぶしをぱらっとひとつまみ
卵は3個。きび糖小さじ1、みりん少々、醤油少々、隠し味でかつおぶしをぱらっとひとつまみ

 でも我ながらこの卵焼きはほのかな甘さとかつおぶしの香りが効いていて、なかなか美味しいのです。

隠し味のかつおぶしが効いています
隠し味のかつおぶしが効いています

母の作ってくれた卵焼きの思い出

 小さい頃、私の母は、卵焼きを焼く時に卵焼き器を使っていませんでした。

 フライパンでくるっとまとめた卵焼きはいつも端がすぼまったオムレツのような形。それが当たり前だと思って育ちましたが、大人になり、一人暮らしで卵焼きを焼いた時、フライパンで卵焼きを焼くのは結構難しいのだと初めて気付きました。

 何度焼いても出来る卵焼きはぺらぺら(笑)。火加減を間違えるとすぐに卵が固まるし、途中であきらめてスクランブルエッグに変更したこともしばしばでした(笑)。

 そういえば母の卵焼きにはいつもネギとか、コーンとか、具がたくさん入っていました。卵もケチらずたっぷり使っていたっけ。厚みのある卵焼きには母なりの工夫があったのですね。

 そんな失敗を何度か繰り返し、私が卵焼きに自信を持つようになったのは他でもない、卵焼き器のお陰です。いやー、ほんとにすごい。卵焼き器ってすごい。だってどんなに卵がモタつこうが、破れようが、多少コゲたって、高さのある四角い壁が何とかどうにかしてくれる。卵が少なくたって、多くたって、「ありゃ、これはさすがに失敗かしら」と思ったとしても、いやいや最後はどうにかきれいな形にしてくれるんだもの。

 そんなわけで、私の台所道具に欠かせなくなった卵焼き器。重いタイプ、軽いタイプ、真四角のタイプ等々何代かを経て落ち着いた、私にとっては(多分)一生モノの卵焼き器がこれです。

私の一生モノ。銅の卵焼き器
私の一生モノ。銅の卵焼き器

 京都のWESTSIDE33さんの銅の卵焼き器。「銅よりアルミのほうが楽よ」「いやいや、やっぱりテフロンが・・」なんて周りからの声をきっぱり無視して買いました(笑)

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