眞鍋かをりの「秋の限定チーズの楽しみ方」

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2018/10/07 06:00

秋は、チーズ好きが待ち焦がれる、限定チーズの出始める季節なのだとか。さてどんなチーズなんでしょうか? チーズに関する難関資格「チーズプロフェッショナル」をお持ちの眞鍋かをりさんのおすすめの食べ方。

チーズ好きが待ち焦がれている限定チーズ

チーズプロフェッショナルの資格を持つ、眞鍋かをりさん
チーズプロフェッショナルの資格を持つ、眞鍋かをりさん

 秋です! 「モンドール」の季節がやってきました!

 モンドールとは、「チーズの真珠」とも称されるウォッシュ系チーズのことで、毎年、この時期を待ち焦がれているチーズ好きも多いのですが、何を隠そう私もそのひとり。フランスとスイスの国境付近で作られるこのチーズは、生産時期が8月15日から翌年の3月15日までと決まっているんです。

 よくよく考えると、一年のうち半分以上はシーズンじゃないか!とツッコミを入れたくなるんですが、涼しくなってきた頃に店先に並びはじめるので、ものすごく食欲をかきたてられるんですよね。

 日本で手に入るのはフランス産のものが一般的ですが、スイス産の「ヴァシュラン・モンドール」はうっすらオレンジがかっていてウォッシュチーズならではの風味が強く、見つけたら即買いしたい一品です。

今年の初モンドール。モンドールの産地、ジュラ地方の白ワインで熟成させたプレミアムな一品です
今年の初モンドール。モンドールの産地、ジュラ地方の白ワインで熟成させたプレミアムな一品です

美味しすぎる「モンドール」の食べ方

 モンドールを使ったレシピで有名なのが、モンドールにニンニクと白ワインを加え、パン粉をまぶしてまるごとオーブンで焼いた「フォンドール」です。トロ~リ、フォンデュ状になったモンドール は風味も増して美味しいこと間違いなしなのですが、ちょっと問題が…。

 日本で買うとひとつ数千円もするモンドール。トロトロにすることで、そんな高級食材なのにあっという間に食べきってしまうんですよね。なんてセレブな食べ方!

おもてなしにもピッタリなフォンドール。茹で野菜とバゲットを用意するだけなのにとっても喜ばれる、素晴らしい料理です
おもてなしにもピッタリなフォンドール。茹で野菜とバゲットを用意するだけなのにとっても喜ばれる、素晴らしい料理です

 なので私は、買ってすぐにフォンドールにしてしまわず、半分くらいまでそのまま味わったほうがいいと思うんです。

 加熱したときとは違う、ねっとりとした舌触りが楽しめますし、口に含むと熟成させるときに使われる「エピセア」という木の香りが鼻に抜けて、森の中にいるような爽やかな風味が楽しめますよ。まずはバゲットにのせて、ありのままのモンドールを堪能しましょう。

 食べた部分はラップで覆って冷蔵庫で保存し、何日もかけてチビチビと食べ進めるのですが、しだいに熟成が進んで、表面も乾燥してきます。そうなったら、いよいよフォンドールにするタイミング。

 木の容器が焦げないようにアルミホイルで包んで、オーブンで焦げ目がつくまでじっくりと焼きましょう。

 レシピにはよく「表面の皮をはがす」と書いてありますが、私はこの皮の部分も大好き。スプーンでザクザク切って、中のチーズに混ぜて一緒に加熱してしまいます。トロリとろけたチーズの中に、皮の食感がいいアクセントになりますよ。じゃがいもやバゲット、ソーセージにからめれば、この時期ならではのごちそうの出来上がりです。

 まだまだ、モンドールのシーズンは始まったばかり。来年の春くらいまで、存分にモンドールの魅力を楽しんでくださいね。

モンドールと同じ地域で作られる、「モルビエ」というチーズです。真ん中の黒い線は昔、腐敗を防ぐため炭を使った名残なんだそうです

モンドールと同じ地域で作られる、「モルビエ」というチーズです。真ん中の黒い線は昔、腐敗を防ぐため炭を使った名残なんだそうです

Writer PROFILE

  • 眞鍋かをりさん

    ブログ:「眞鍋かをり Official Blog」


    1980年生まれ。愛媛県出身。横浜国立大学卒業。大学在学中からタレント活動を始める。飾らない言葉で日常をつづったブログが話題となり、「元祖・ブログの女王」と呼ばれる。バラエティー出演をはじめ、ニュース番組のコメンテイターやMC、執筆などマルチに活躍中。2015年に結婚、同年10月に第一子を出産。趣味は、海外ひとり旅、チーズ、ワイン。「C.P.Aチーズプロフェッショナル」の資格を持つ。現在、TBS系「ビビット」、テレビ東京系「世界!ニッポン行きたい人応援団」、TOKYO FM「KOSE YOUR SONGS BEST10」などにレギュラー出演中。

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