私が“体にも美味しいご飯”を作る理由

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2017/09/18 12:00

化学調味料不使用、自然栽培/有機栽培のお野菜を使ったフード・ケータリングを提供する料理家の稲垣晴代さん。本人曰く「まかないとビールで出来ていた」稲垣さんが体にも美味しい、素材を活かしたお料理を作るようになった理由とは?

稲垣晴代さんにお話を伺ってきました

 この写真、美味しそうだと思いませんか?

 こちらは、7月に開催した『みんなの暮らし日記ONLINE』のオープン記念パーティーでフード・ケータリングユニットMOMOEさんにお願いしたケータリングです。

 彩り豊かなMOMOEさん(Instagramは@momoegohan)のお料理。化学調味料不使用、有機野菜が使われていて、味はもちろんのこと、体にもおいしいご飯です。

 編集部一同、心を奪われてしまいました。

 そして、フツフツと湧いてくる疑問。

 ・こんな素敵なお料理を作っているのはどんな人だろう?

 ・なぜ、オーガニックを志向しているのだろう?

 ・ケータリング作りは仕事だけど、普段の食生活はどんな感じなんだろう?

 そこで、ケータリングユニットMOMOEを主宰する稲垣晴代さんにお話を伺ってきました。

ご縁で出会った野菜やお米

お話を伺った稲垣晴代さん
お話を伺った稲垣晴代さん

 化学調味料や添加物を使わず、食材にも気を遣っている理由はやっぱり、素材そのものの本物の味をできるだけ味わってもらいたいと考えたことですね。

 普段の生活では、どうしてもコンビニやスーパーでお総菜を買ったり、外食したりしますよね。

 そこには色々なものが混じっているので、そうじゃないものを提供できたらと。

 あとは、昔ながらの手法で作られた調味料や野菜を食べると、自分の中にもエネルギーが流れてくる感じがしませんか?

 それを皆さんにぜひ召し上がってほしいと思っています。

 MOMOEで使っている野菜はすべてご縁で出会ったものなんです。

 たとえば、お米は島根県の海士町(あまちょう)のものを使っています。

 これは友人からの紹介で、地元の農家さんのおじいちゃんたちが一生懸命、合鴨農法で作っているお米なんです。

 すごく甘くて美味しかったので、もうそれを使おう! と。

 海士町には、地元を元気にしようと頑張っている巡の環という会社があって、そこから「すごくいい野菜があるんだけど」と、宮崎県の綾町(あやちょう)という所の有機栽培の野菜を紹介していただきました。

 そしたら、やっぱりすごくいい人たちばかりで。

 そんな風にご縁で集まった、丁寧に育てられた食材を使っています。

●編集部メモ
 海士町産の「あいがもこしひかり」は、あいがもを田んぼに放つことで農薬や化学肥料を一切使用せず有機肥料のみを利用して作られているそうです。あいがもは雑草や害虫を食べてくれ、その糞は有機肥料になるんですよ。
 綾町は「自然生態系を生かし、育てる町にしよう」という憲章に基づき、昭和63年に「自然生態系農業の推進に関する条例」を制定。化学肥料や農薬をできるだけ使わない有機農業をしています。

丁寧に作られたものは味が全然違うんです

 私は元々フレンチやカフェに勤めていたのですが、有機野菜や調味料にこだわるスタイルになったのは、独立して子どもが生まれてからです。

 赤ちゃんってなんと言いますか、混じり気なしで生まれてきますよね。

 自然と、ちゃんとしたものを食べさせてあげたいな、と思うようになったんです。

 だから、MOMOEだけでなく、自宅でも野菜はできるだけ有機栽培のもの・自然なものを、と思っています。

 もちろん、忙しくて買いに行けないこともあります。今は自宅のマンションに八百屋さんができたので、そこで買うことが多いです。

 農家さんと契約して買い入れている野菜もあるみたいで、それでいいかなと(笑)

 調味料は、仕事で使っているものと同じものを使っていいます。

 できるだけ原料や作り方にこだわって、きちんと作られている調味料を使いたいと思っています。

 たとえば、発酵させるものはきちんと発酵させるとか、そういう。

 丁寧に作られたものは味も、口に残るものも全然違うんですよ。

 子どもにも、ちゃんとした調味料の味を覚えていてもらいたいな、と思います。

「山田製油さんのごまらぁ油や、井上醤油店さんの井上古式醤油は本当に美味しいんです」
「山田製油さんのラー油や、井上醤油店さんの古式じょうゆは本当に美味しいんです」
「ハチミツのお気に入りはこれ。ぜひ使ってみてほしいです(笑)」
「ハチミツのお気に入りはこれ。ぜひ使ってみてほしいです(笑)」

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