お店で手軽に食べられるハンバーガー。お家で作ることってなかなかないですよね。翻訳家でハンバーガー通の森嶋マリさんが、自分好みに楽しめる”セルフバーガー”のレシピを教えてくれました。ホットプレートと色々な具材を用意すれば、ちょっとしたパーティーになりますよ。

ハンバーガーはどこからやってきた?

 こんにちは! お菓子ブログ〈Single KitchenでSweetsを〉のmarinこと森嶋マリです。

 ハンバーガーといえば、まず思い浮かぶのがゴールデンアーチ。

 でも、“ゴールデンアーチ”と言われただけでピンと来るのは、かなりのハンバーガー通だけかもしれませんね。

 ゴールデンアーチとは、本場アメリカはもちろんのこと、日本でも、はたまた世界のいたるところで見かけるハンバーガー・チェーンの黄色いマークのことです。

 あれってどう見ても、店名の頭文字の“M”だと思うでしょ? 私も長年、そう思ってました。

 でも、あれは最初から“M”だったわけではないんです。初期の店舗は屋根や看板の上についた黄色いアーチが目印でした。そして、アーチを2個つけたところ、斜めから見ると、“M”に見えるということで、それをロゴマークにしたのだそうです。

 そんなトリビア的な情報をご紹介したのは、今回のテーマがハンバーガーだからです。

ハンバーガー
ハンバーガー

 ご存じのとおり、ハンバーガーは、アメリカ生まれの食べ物です。でも、パン(バンズ)にはさむハンバーグ(パティ)は、ドイツのハンブルグの料理。さらにさかのぼれば、ハンバーグのもとになったのはタルタルステーキという生肉料理です。

 タルタルステーキは、もとはタタール人(モンゴルの遊牧民)が食べていた馬肉を細かく潰した料理。それが東に伝わって韓国の牛肉のユッケになり、西のヨーロッパに伝わると、やはり牛肉に変わって、火も通すようになって、ハンバーグとなったと言われています。

 話が少し脱線してしまいました。すみません。

 ドイツ系移民がアメリカに持ちこんだハンバーグステーキが、丸いパンと出会って、ハンバーガーが誕生したのは、19世紀末から20世紀初頭にかけて。ちょうど工業化の波が押しよせて、昼夜を問わず稼働する工場で働く人のために、ハンバーガー屋台ができました。24時間いつでも手軽に食べられて、腹持ちもいいとなれば、人気が出るのも不思議はありません。

分厚いハンバーガーを上手に食べるコツは、バーガー袋に入れること
分厚いハンバーガーを上手に食べるコツは、バーガー袋に入れること

 アメリカの屋台料理としては、ホットドッグも有名ですが、労働者の胃にずっしり溜まるのはどっち? それはやっぱりハンバーガーのほうでしょう。

 お皿もテーブルもいらなくて、手に持ってすばやく食べられる――そんなハンバーガーは誕生した瞬間からファストフードだったんですね。もちろん、いまでもキング・オブ・ファストフードです。

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